大山祇神社で660年続く「抜穂祭」稲の精霊と相撲をとる“一人角力”も
南海放送
愛媛県今治市の大三島で、秋の実りに感謝する「抜穂祭」が行なわれました。 今治市大三島町の大山祇神社では、抜穂乙女に扮した16人の子どもが斎田に入り、今年の豊作を感謝しながら稲を収穫しました。 抜穂祭はおよそ660年続く伝統行事で、今年6月の御田植祭で植えた稲を旧暦の9月9日に刈り取り奉納します。 続いて行われたのは、稲の精霊と相撲をとる「一人角力」。県の無形民俗文化財に指定されていて、3番勝負で精霊が勝ち越すと来年の豊作が約束されます。 今年も稲の精霊が2勝1敗で勝ち越し、見物客からは大きな拍手が送られていました。