【巨人記録室】小林誠司の先制犠飛が取り消され幻の決勝打に…巨人の決勝打がコールドで取り消されるのは2リーグ制後初
◆JERA セ・リーグ 広島0―0巨人=5回降雨コールド=(21日・マツダスタジアム) 巨人は5回終了降雨コールドでスコア0―0の引き分け。広島戦は19日も両チーム無得点で引き分けており、シーズン2度のスコアレスドローは43、82、09、18年に次いでチーム5度目。月間2度は初めてだ。 6回表の無死一、三塁から小林の中犠飛で1点を先制したものの、規定により試合は5回終了時まで。幻の勝利打点となった。50年の2リーグ制後、巨人打者のV打がコールドゲームによって取り消されたのは、今回が初めてになる。 ちなみに1リーグ時代の49年4月27日大映戦では、7回裏にスコア9―13から巨人の山川喜作が2ランを放つも、雨が激しくなり中断後にコールドが宣告。当時の規則で記録は均等に攻撃した6回までとされ、本塁打が幻となった例がある。 他球団では84年7月19日の西武戦で簑田浩二(阪急)の勝ち越しソロ、87年8月9日の阪神戦ではホーナー(ヤ)の同点ソロが、同じくコールドゲームで無効となる不運があった。(阿部 大和)
報知新聞社