KDDI、生成AI開発に1000億円投資 大規模計算基盤整備し最高性能のLLM目指す
KDDIは19日、生成AI(人工知能)を開発できる大規模計算基盤の整備に向け、今後4年間で1000億円規模の投資を行うと発表した。2024年中に計算基盤を先行稼働させ、国内最高性能の大規模言語モデル(LLM)の開発を目指す。同社がAI開発向けに大規模な計算基盤を整備するのは初めてとなる。 KDDIは3月、国内最大規模の国産生成AI開発を目指す東京大学発のスタートアップ企業「ELYZA(イライザ)」を子会社化し生成AI事業への参入を発表している。 今回の投資は、クラウドサービスの安定供給を確保することを目的とした経済産業省の「クラウドプログラム」 の供給確保計画に認定されたことを受け実施する。KDDIはイライザと連携して生成AI開発を加速させる。
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