TikTok14億回再生 『全方向美少女』を歌う乃紫にインタビュー「SNSが戦う場所なので」
日テレNEWS NNN
現在、SNS世代の若者を中心にTikTokなどで話題沸騰中の楽曲『全方向美少女』。この楽曲にあわせて、正面・横・下にアングルを変えながら顔を映す動画が流行しています。そんな、楽曲『全方向美少女』を生み出したシンガー・ソングライターの乃紫さん(23)にインタビュー。楽曲に込めた思いや、“バズらせる”ためのSNS世代ならではの戦略を伺いました。 【画像】『全方向美少女』は“計算して作った曲” 次世代アーティスト・乃紫さん 自分自身の容姿を褒める“キャッチーな歌詞”が話題となっている『全方向美少女』。芸能界でも人気となり、NiziUのメンバーや、AKB48の柏木由紀さん(32)、お笑いコンビ・トレンディエンジェルの斎藤司さん(45)らも楽曲を使用した動画を投稿しています。TikTok内での楽曲総再生回数は14億回(所属事務所発表)を突破し、最近では韓国のアイドルにも広がりをみせています。
■総再生回数は14億回を突破 拡散ぶりは「計算通り」
楽曲『全方向美少女』が話題を呼んでいる乃紫さん。その制作は多岐にわたり、現在では作詞作曲や編曲だけでなく、映像制作にいたるまで、全てをセルフプロデュースして活動しています。 ――SNSでの拡散ぶりについてどう感じていますか? 広がり方を割と見越して、計算して作った曲だったので、予想通りの広がり方です。 ――曲を作るときにはどんなことを意識していたのでしょうか? とにかく使いやすさです。今までの曲も皆さんの印象に残るようにキャッチーに作ったつもりではあったんですけど、“動画が回りやすい音源”というところにとにかく着目したのが『全方向美少女』が初めてでした。 ――“動画が回りやすい音源”とは、どういうことですか? みんながその曲で動画を投稿しているイメージができるかってことですね。「正面で見ても 横から見ても 下から見ても」ってスマホを動かすだけで簡単に動画が撮れるので、その動画を撮ってもらうためにこの歌詞にしました。 ――『全方向美少女』の歌詞で意識したことはありますか? SNSが普及したことでいろんな美の基準があって、自分の容姿とか自分自身に自信が持てなくなることもありますけど。現代の女の子たちには“自分なりの美しさを追求するしたたかさ”や“全てのネガティブなものを昇華させていく強さ”があると思っています。女性じゃなくても男性でも同じですけど、そういったモチーフで書きました。