バルセロナ、ドイツ代表守護神の後釜獲得に本腰か。バイエルンとの獲得レースに敗れた場合に狙う次の候補も選定済み?
ラ・リーガのバルセロナは、ドイツ代表GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンが、右膝の膝蓋骨腱を完全断裂した大怪我を負ったことで今季復帰が絶望となっている。スペインメディア『fichajes.net』は、同クラブがこれまでクラブを支えてきた守護神の後釜獲得を検討していること、そしてターゲットとなるGKについて報じていた。 【動画】バルセロナFWの芸術的ゴール! これまで長きにわたってバルセロナのゴールを守ってきたシュテーゲンだが、ラ・リーガ第6節ビジャレアル戦の前半終了間際、空中のボールを処理して着地した際に負傷。プレー続行不可能となり、交代を余儀なくされた。その後、右膝の膝蓋骨腱を完全断裂したことがわかり手術を受けている。幸いにも手術は成功したものの、クラブは頼れる守護神が今季絶望となったことで、将来のことも考え後釜獲得に動いているようだ。 現在はGKイグナシオ・ペーニャが正GKとなり印象的なパフォーマンスを見せているが、バルセロナはポルトに所属するポルトガル代表GKディオゴ・コスタ獲得を検討しているという。もっとも、同選手には他のビッグクラブも注目しており、特に同じく守護神の後釜が問題となっているドイツの名門バイエルン・ミュンヘンもコスタ獲得に強い関心を示しているようだ。 同メディアは、「バルセロナとバイエルだけが関心を持っているわけではなく、彼の獲得を巡る競争は簡単なものではないだろう」と述べた上で、「もっとも、彼らは同選手獲得に向けて強い決意を有しており、ポルトと交渉することに前向きだ。バイエルンにとって、コスタの加入は将来への賭けと守護神を若返らせる可能性を意味する。ノイアーはキャリアの最終盤を迎えており、彼の獲得はドイツにとって完璧なものになるかもしれない。一方でバルセロナに関しても同様の岐路に立たされており、クラブは全ポジションを若い才能で強化しようとしている」と、両クラブともに新守護神獲得に強い姿勢で臨む可能性が高いことを指摘していた。 もっとも6000万ユーロ(約96億円)と言われている契約解除条項は、財政難に苦しむバルセロナにとって同選手獲得における最大の壁となりそうだ。そのため、仮にバイエルンとの獲得レースに敗れてしまった場合に備えて、フランス・リールに所属するGKリュカ・シュヴァリエを4000万ユーロ(約64億円)で獲得する可能性もあると、次の候補も選定済みであることを伝えている。
フットボールチャンネル編集部