『今日好き ホアヒン編』4話ーー人気女子が男子3名と連続2ショット! 恋の糸が入り乱れる2日目
6月10日よりABEMAにて放送中の恋愛番組『今日、好きになりました。ホアヒン編』(以下:今日好き)。現役高校生たちが2泊3日の修学旅行に飛び出し、運命の恋を見つける同番組には、時に甘酸っぱく、思わず胸がキュンとするような青春と恋模様が溢れんばかりに詰まっている。 【写真】しょうに猛烈アタックをするりあ「りあを選んでほしいです」 以下より、7月1日公開の4話から見どころを紐解いていく。細かなネタバレもあるためご注意いただきたい。 ・しょう&みあ&れん、『ホアヒン編』の結果を大きく左右するメンバーたち 次週で最終話を迎える『ホアヒン編』4話を視聴して、こう思った。今シーズンの『今日好き』は、メンバーが一人、涙を流す場面こそ少ないが……。思えば、今シーズンに代表される涙は、いまのところ先週のひなの(瀬川陽菜乃)くらいだった気がする。 普段に比べてメンバーが泣いている場面が少ない理由は、最終日を前にしてもなお、錯綜する恋に彼らがそれほど焦らず、平静を保っているからか。あるいは、もはや焦りすぎて涙すら出ない状況だからか。おそらく、どちらでもあり、どちらでもないのが答えだろう。むしろ、焦りすぎないながらも、緊張感を解くことを許されるタイミングが見当たらないのでは? というのが、筆者なりの見解である。 きっと、各々に程度の差こそあれ焦りはある。それは、意中の相手を決めきれず、本心がやや読みづらいメンバー数名と、その周辺の様子を見るに察するところ。そこで本稿では、『ホアヒン編』カップル成立結果を大きく左右しそうなメンバーとして、しょう(角田翔)、みあ(藤田みあ)、れん(藤井恋)の3名をピックアップ。彼らは運命の告白を目前に、いま、なにを考えているのかーー。 場面は、2日目夕方のグループ行動終盤から。最初に紹介するのは、しょう。いまだ、りあ(米澤りあ)とみづき(北爪美月)の間で揺れ動く想いを、まずはりあとの2ショットで打ち明ける。この後のディナーでも、自身の隣にはりあではなく、みづきを誘うことを事前報告。りあはそれでもすでに、しょうに心を絞っている。 そんななか、彼らの“未来”を垣間見たかもしれない一コマが。「待って。りあ、めっちゃ言いたいことあったわ。昨日さ、お風呂で歌ってた?」「Saucy(Dog)歌ってるバカでかボイスが聞こえてて、絶対しょうやんって」と、しょうにとっては寝耳に水な話が。カメラが回っていない場所でも、旅を満喫しているのはもちろん結構。それ以上に、そうした少し恥じらいある話をバラしてイジれること。何気なく呼び捨てにできるといった関係性からは、カップル成立後に感じるようなやりとりの匂いを感じられた気がする。 その後も、りあがプレゼントとして用意してきた、香水を混ぜた自作キャンドルを渡そうとする際、しょうが「いま見てないよ~」と、自主的に目隠しをしたり、夕方の幻想的なビーチでキャンドルに火を灯した光景にあまりに癒されたからか、「まだ1日目くらいのテンションでいきまーす!」と、再びコンディション絶好調な想いを大きく叫んだり。そんなしょうの勢いに相乗効果で「告白はしょうくんにいきまーす!」「りあを選んでほしいです」と宣言するのが、りあの愛される理由である。ふたりの空気感にはやはり、“間違いないもの”を感じてしまう。 最終的に、前述の2ショットから戻る際、Saucy Dogの鼻歌を無意識に奏でていたしょう。うれしさの余りなのか。しかしながら、ディナーでは宣言通りにみづきを隣に座らせ、そこからの2ショットでも、彼女が自身の内面を見て選んでくれたのがうれしかったと語る。一緒に遊んでいて、忘れられないくらいに楽しかったのは、みづきの方。彼女にとってもまた、しょうは「女子のメンバーくらい話しやすい」と距離感の近さを感じさせてくれるだけに、みづきに惹かれる理由もよくわかる。だが、しょう。最後にどちらの女子を選ぶんだ? 現状、本当に心のうちが読めない。 ・みあ、男子3名と連続2ショット! 新たに恋の可能性を感じた男子は? 『ホアヒン編』人気の女子といえば、みあ。戦況としては、しょう以外の男子4名もが彼女とのカップル成立を望み、みあ自身もまた、うち3名との可能性を感じているようだ。みあの考えていることを想像するに、向き合わなければならない対象があまりに多すぎて“キャパオーバー”のように思えるものの……今週のオンエアで特に可能性を感じた男子は、じゅま(坂本ジェルー寿真)。 かわいいもの好きな彼もまた、プレゼントを用意してきた。選んだのは、ハート型のキーホルダー。みあはネコ派ではなくイヌ派という情報をそうま(阿部創馬)からキャッチし、当初に考えていたネコではなく、この形のキーホルダーを購入してきたとのことだ。 そんなプレゼントも功を奏してか。じゅまもまた、気になる対象に入っていることを、みあが宣言。その言葉に、じゅまが本当にうれしそうな笑顔をこぼす。ここまでの2日間、前回の『プサン編』からの失恋を引きずり、微妙に吹っ切れない影を感じさせてきたじゅま。だが、みあとは今日、ここまでずっと離れ離れながら、彼女自身も2ショット、そしてディナーの際に隣の席に誘おうとしていたという。思わず昇天しそうになるほど、ニヤけてしまう報告の連打。みあの心のうちを聞いたじゅまの表情に、もう過去の恋愛の気配はない。 だが、人気女子とは一緒の時間を過ごすことすら、はなはだ容易ではない。みあはじゅまに続き、突如登場したれんとその場で2ショット。そこからディナーの席に戻るとすぐさま、今度はそうまからのお誘いが飛んできた。同時に、しょうとの先ほどの2ショットを終えたみづきが、今度はせな(黒木聖那)と一緒に席を立つなど、恋の糸が入り乱れまくる。みあは特に息つく間もないまま、最終日を前に気持ちが追いつかない状況。彼女を含めて、メンバー全員ともがややシリアスな雰囲気で、2日目を終えることとなった。カップル成立が安定に思えるペアは、0組である。 そして前述の通り、みあとの2ショットチャンスをギリギリで掴んだのが、れん。もはや“なんらかの交渉をしているのでは?”としか思えないくらいの座り方で、矢継ぎ早に自身の想いをアピール(というよりプレゼン?)する姿からは、この旅にもう時間が残されていない焦りの想いが滲み出ていた。が、しょうと同様。れんにもまた、追う恋があれば、追われる恋もある。最終日、ひなのとの2ショットで、もはやこの旅のハイライトでしかない“幸せのカップ麺”を再び啜ることになるのだが、その模様については次週、限られたボリュームになるかもしれないが、なるべく振り返りたいと考えている。ぜひ、ご期待あれ。
一条皓太