定年退職時、「3000万円」も貯めている人が多い!?「必要最低限」の暮らしを行うためにはいくら必要?
早いうちから計画的な貯金をしましょう
2023年に60歳を迎える方を対象にした前出の「2023年の還暦人(かんれきびと)に関する調査」によれば、定年時の貯蓄の平均額は3454万円でした。しかし、その一方で、約4割の方が「300万円未満」とも回答しており、貯蓄の格差も見られます。 また「家計調査」によれば、65歳以上の単身無職世帯・夫婦のみの無職世帯ともに、毎月の生活の中で、支出が生活費を上回る可能性が高いことも分かっています。貯蓄を切り崩して生活することを視野に入れておきましょう。 年齢を重ねるにつれて、体調を崩したり体が思うように動かせなくなったりして、就労でまとまった収入を得ることが難しくなる場合もあるかもしれません。早いうちから、老後に備えて貯蓄していくことをおすすめします。 出典 厚生労働省 令和4年就労条件総合調査の概況 2.定年制等(2)一律定年制における定年年齢の状況 第15表 一律定年制を定めている企業における定年年齢階級別企業割合(12ページ) プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険株式会社 PGF生命、「2023年の還暦人(かんれきびと)に関する調査」を実施 第2章:還暦人の仕事・マネー ■貯蓄の格差が広がる結果に。貯蓄額は平均3,454万円、一方で約4割が「300万円未満」(9ページ) 金融庁 金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書 高齢社会における資産形成・管理 2.基本的な視点及び考え方(1)長寿化に伴い、資産寿命を延ばすことが必要(21ページ) 総務省統計局 家計調査報告(家計収支編)2022年(令和4年)平均結果の概要 図1 65歳以上の夫婦のみの無職世帯(夫婦高齢者無職世帯)の家計収支 -2022年-、図2 65歳以上の単身無職世帯(高齢単身無職世帯)の家計収支 -2022年-(18ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部