【全日本ロードレース第4戦直前!】王者・尾野弘樹に迫る若手包囲網 荻原涼大、池上聖竜が速さを見せそうだ!
全日本ロードレース選手権シリーズ第4戦筑波が6月16日(日)に行われる。筑波ラウンドは、J-GP3クラスのみだが、MFJカップJP250、マイスター250、OVER60Kid's、ポケバイエキシビション、DUNLOP杯 HRC筑波ミニ耐久ロードレースなど併催カテゴリーも多いレースとなるだけに、1日筑波サーキットで楽しめるイベントとなっている。 【画像】これまでの全日本ロードレースの模様をギャラリーで見る(6枚) 文/Webikeプラス 佐藤“ことぶき”寿宏
第4戦はJ-GP3クラスのみ しかし見どころは満載
筑波ラウンドは、事前に公開テストは今回はなく、スポーツ走行などでテスト走行をしているライダーもいるが、レースウイークぶっつけというライダーも少なくない。金曜日の午後に2本、土曜日にART走行が2本、日曜日の午前に公式予選があり、午後に決勝(25周)という変則スケジュールとなっている。 J-GP3クラスは、ここまで2戦を終え、もてぎで若松怜が、SUGOでは尾野弘樹が優勝しているが、ポイントスタンディングでは、若松が45ポイントでトップ、尾野が38ポイントで続いている。これに木内尚汰が36ポイントで続いており、タイトル争いは、この3名が繰り広げていくことになりそうだ。
注目の選手はズバリ3人!さらにスポット参戦も見逃せない
今回の筑波ラウンドでも、若松、尾野、木内の3人は間違いなくトップ争いを繰り広げるだろう。注目したいのが今シーズンは、IDEMITSUアジアタレントカップ(IATC)にフルエントリーしており、その合間でスポット参戦してくる三谷然、荻原羚大、池上聖竜の3人だ。 三谷は、前戦SUGOも参戦し、ピットスタートから追い上げて4位となった。ファステストラップもマークしており、スタートさえ決まっていればトップ争いを繰り広げていたはずだ。IATCでは、現在暫定ポイントリーダーにつけている。 荻原は、もてぎラウンドにも参戦しており、コースレコードでポールポジションを獲得。決勝もトップ争いを繰り広げ3位表彰台に上がっている。尾野は、このとき4位となっており表彰台を逃している。タイトルを争う上で、今回も戦々恐々だろう。 そして、池上は、昨年もチャレンジクラスながら尾野を追い回す走りを見せたのは記憶に新しいだろう。先日、スポット参戦してきたヨーロピアンタレントカップでもトップ争いを繰り広げ4位に入るなど、速さに磨きをかけている。マシンもスタンダードではないもので初めて全日本を走ることになるので、どんな走りを見せるか楽しみなところだ。荻原と池上はIATCと同じピレリタイヤをチョイスしているところも興味深いポイントだろう。