SEALDsの奥田愛基さん会見「デモのつながりは選挙にも影響を与える」
政治に対する影響力
奥田さんは、こうしたデモは「政治と分離しているものでなく、政治に影響を与えるものとして行われている。大学生の夏休みだけの活動ではないと強調したい」と語り、政治に対する影響力にも言及した。 「いま日本各地で世代を超えて、場所を超えてデモが行われている。このつながりはそのまま選挙にも影響を与えると思っている」。世代や支持政党を超えて共闘することは可能だとし、「デモには毎週主要野党の政治家が来ているので、それでうまく選挙協力してくれれば次の選挙でわれわれも応援しやすくなる」と語った。また、安保法案に賛成した議員を落選させようという合言葉がシールズ内で使われており、「法案が通るまでの運動とは違う形になりつつある」という。 ただ、新党の立ち上げには、まだその段階に来てないとして、否定的な見方を示した。「一つのチョイスとしてはあるが、政党が乱立する中で、新しい政党できたからといって日本の現状が変わるわけではない。それよりも社会の中でやることがある」と語り、「まずは政治に対して主体的な人がもっと増えるべき」と述べた。