横浜流星主演映画『正体』主題歌はヨルシカの書き下ろし新曲 本予告映像も公開
ヨルシカの新曲「太陽」が、横浜流星が主演を務める映画『正体』の主題歌に決定。併せて本予告映像とポスタービジュアルが公開された。 【動画】横浜流星が5つの顔を持つ指名手配犯に 映画『正体』本予告映像 染井為人の同名小説を『余命10年』などを手がけた藤井道人監督が実写映画化した本作では、日本各地を潜伏し逃走を続ける5つの顔を持つ指名手配犯と、彼と出会った4人の行く末が描かれる。公開された予告映像では、殺人事件の容疑者として逮捕され死刑判決を受けるも“ある目的”のために脱走し、姿や顔を変えながら潜伏している主人公の鏑木(横浜)が、東京、大阪、長野の各地で出会った人々と交流を深めていく様子が収められる。 吉岡里帆演じる沙耶香とはフリーライターとして出会い、鏑木が家がないところを助けたことを機に仲を深めやがて彼の無実を信じるようになっていく。森本慎太郎演じる和也とは、大阪で日雇い労働者として共に働き、仕事仲間としての友情を深めていくが、和也は次第に鏑木の正体を疑い始める……。そして山田杏奈演じる舞とは、長野の介護施設で同僚となり、舞は鏑木への好意をつのらせていく。しかし山田孝之演じる刑事・又貫の捜査網が鏑木に迫り、遂に鏑木を追い詰めた又貫は銃を向けながら「なぜ逃げた……?」と問う。その時の鏑木の表情が意味するものとは――。そしてポスタービジュアルには、逃亡し潜伏し続ける鏑木の“5つの顔“が並んでいる。 コンポーザーのn-bunaとボーカルのsuisからなるヨルシカは物語性に富んだ楽曲が特徴的だが、本作のために書き下ろされた主題歌「太陽」も逃亡を続ける鏑木に優しく寄り添うような歌詞となっており、観終わった者の心に作品の持つメッセージを静かに問いかけてくるような楽曲となっている。 主題歌についてヨルシカは「太陽をモチーフに、陽の光を蝶の羽根に見立てて詩を書きました。今ヨルシカで作りたいものと、映画の共通項を探すところから制作が始まっています。『正体』という映画の持つ余韻と調和する仕上がりになっていれば幸いです」とコメントしている。 また主題歌や予告編についてキャスト4名からもコメントが。横浜は「自分も藤井監督も好きなヨルシカさんに引き受けてもらって、この作品にとてもぴったりな、寄り添ってくれる歌を作ってくださって、歌ってくださって本当に感謝しています」、吉岡は「横浜さんが本当に血のにじむような努力をされていたのを思い出しました。ラストカットのあの表情が忘れられず、鮮明に残っています」、森本は「惹きつけられるいい予告でした。(山田)孝之さんの表情が忘れられないですね」、山田杏奈は「鳥肌が立つくらいいい予告でした。ヨルシカさんの優しい歌声と、流星さんのひたすらに走っている絵にグッとくるものがありました」と期待感の募る感想が寄せられている。 ■ヨルシカ コメント全文 ・本作の主題歌を務めることになったことについての感想 他人の作品に関わることの重みをいつも感じています。映画の最後に流れる主題歌は、始まりの一音だけで作品の持つ余韻を消し飛ばしかねないという恐怖があります。この映画の脚本を読んだ時、特にその怖さを感じました。監督との打ち合わせで印象的だったのは「讃美歌」というワードです。受け取ったメッセージを壊さないよう丁寧に作りました。 ・主題歌「太陽」にこめた想い 太陽をモチーフに、陽の光を蝶の羽根に見立てて詩を書きました。今ヨルシカで作りたいものと、映画の共通項を探すところから制作が始まっています。『正体』という映画の持つ余韻と調和する仕上がりになっていれば幸いです。 <作品情報> 映画『正体』 2024年11月29日(金) 公開 (C)2024 映画「正体」製作委員会