【飛び込み】玉井陸斗「いい流れを作れた」パリ五輪テスト大会Vで東京五輪金メダリスト破り自信
飛び込みのパリ五輪(オリンピック)テスト大会を兼ねたフランス・オープンで、男子高飛び込みで優勝した玉井陸斗(17=JSS宝塚)が12日、関西国際空港着の便で帰国し、取材に応じた。 東京オリンピック(五輪)金メダルの曹縁(中国)を抑えて、500・55点で優勝。五輪本番会場で頂点に立ち「今の順調なコンディションで大会に挑めたことは、パリに向けていい経験ができたのかな」と手応えを明かした。 昨年7月の世界選手権では、腰痛のために決勝全6本中1本しか飛べずに断念。その後は腰の負担を軽減するため、踏切時の姿勢の改善に取り組んできた。現在も腰痛は完治していないが「あまり気にならないくらいまで(痛みは)減ってきました」と話し、新フォームについても「あまり考えずにできるくらいまでフォームの改善ができています」と自信を示した。 4月にも、ワールドカップ(W杯)スーパーファイナルで531・55点の2位に入っていた。順調に調子を上げて「今回いい流れを作れた」と胸を張る17歳は、パリへ「点数的には550点というラインを目指して、金メダルを取りに行きたい」と力を込めた。【竹本穂乃加】