熊崎晴香が16周年ライブに掲げる“復活のSKE48”の決意「“SKE48とは何か?”をファンの皆さんに感じ取ってもらいたい」
名古屋・栄を拠点に活動するアイドルグループ・SKE48が10月5日(土)に劇場デビュー16周年を迎え、10月12日(土)からは3日間にわたって名古屋国際会議場 センチュリーホールで「SKE48 16th Anniversary Festival」を開催する。同公演は1日ごとに2008年から2012年、2013年から2017年、そして2018年から現在に年代を分けて楽曲を披露。ライブを通じてこれまでのSKE48の歩みを振り返っていく。今回は最新シングル「告白心拍数」(10月2日発売)でシングル表題曲の初センターを務める熊崎晴香にインタビューを行い、ライブの見どころや意気込みなどを聞いた。 SKE48 33rdシングル「告白心拍数」選抜メンバーの熊崎晴香 ■懐かしい話を楽しみながらのリハーサル ――今まさにリハーサル期間の真っただ中だと思いますが、今回のライブのリハーサルをしていて何か感じたことなどはありますか? 今回のライブは楽曲を年代別に披露するので、懐かしい曲をみんなとやれて楽しい反面、最近あまりやっていなかった昔の曲も多くて、振りを合わせるのがすごく大変です。みんなで過去の記憶をたどるといろんな意見が出てきて、それを統一させるのもひと苦労なんですけど、「この曲を踊ってたときは研究生だったな」とか、「この頃にSKE48に入ったな」とか、そういう話をメンバーとできてとても楽しいです。 ――熊崎さんは2日目に当たる2013年の劇場デビューですよね。 そうですね。1日目の時期(2008~2012年)にいたのはもう斉藤真木子さんだけですし、今のメンバーだと選抜歴が一番長いのが私になるので、「この曲のオリジナルメンバー、もう私しかいない」とか、「真木子さんと私だけだ」とかが結構あります。 ちなみに、残っているオリメンが大親友の青木詩織ちゃんと私の2人だけという曲もあります(笑)。メンバーからも「これオリメンだったんですか!?」って言われたりして、そういう話をするのも楽しいなと思いながらリハーサルをしています。 ――他のメンバーの様子は見ていていかがですか? 今回はいつも以上にリハーサルの時間を取っていただいて長い期間やっているので、すごく細かいことを改めてやったりしています。後輩もちょっとずつ「この振りはこうじゃないですか?」って発言できるようになってきていてうれしいですし、始めた頃より雰囲気がだんだん良くなってきているなって感じます。 ――今回のリハーサル期間中、リフレッシュでしていることなどはありますか? やっぱりリハーサルをしていると甘いものが食べたくなります(笑)。始まる時間によって食事休憩が微妙な時間になって、小腹がすいてしまうことも多いから、みんなグミを持参して交換したり配ったりしてます。 あと、荒井優希ちゃんお薦めのソフトクリームを一緒に食べに行きました。みんなリハーサル終わりに行っているらしくて、その話を聞いていてずっと行きたいと思っていて、ついに昨日連れていってもらいました(笑)。 ■「私が大切にしているある曲を今回センターで歌います」 ――3日間それぞれに見どころはあると思いますが、あえて一番楽しみな日を挙げるなら何日目になりますか? 2日目ですね。ある曲を若い子たちが披露してくれるんですけど、リハーサルでみんなががむしゃらに踊っている姿を見て、オリメンのみんなと一緒に「私たちもあれくらいのときにこの曲をもらったよね」って話をしてエモい気持ちになったので、ファンの方にも楽しみにしてほしいなって思います。 今回はいろんなメンバーにフォーカスしたセットリストになっているので、ファンの方全員に楽しんでもらえると思います。ちょっと意味を含んだような抜擢というか、そういう歌唱メンバーの選び方をしている曲もあるので、そういうところにもエモさを感じつつ、「何でこの子が歌っているんだろう?」ってことを自分なりに解釈しながら見ていただくと、より一層このライブを楽しめるんじゃないかなって思います。 ――そのなかで、熊崎さんの見どころは? 私が大切にしているある曲を、今回センターで歌います。すごくうれしいですし、ファンの方にも何か感じ取ってもらえたらいいなと思っているので楽しみです。 ――熊崎さん以外で要注目のメンバーを選ぶなら誰を挙げますか? 森本くるみちゃんのファンの方は絶対に見ておくべきです! あと、青木莉樺ちゃんのファンの方も絶対に3日間見逃せない内容になっていると思います。私たちメンバーも莉樺ちゃんのカッコ良さをすごく感じていて、改めて「莉樺ちゃんってこんなことできるんだ!」ってびっくりしたと同時に、私たちも本番がすごく楽しみになるセットリストになっています。 ■ファンに“好き”を再確認してもらえるライブにしたい ――昨年もセンチュリーホールで「SKE48 15th Anniversary Festival 2023」を行いましたが、この1年間でどんなことが印象に残っていますか? 私は「告白心拍数」でセンターに立てたことが本当にうれしくて、SKE48での夢だったセンターに立つことができたこのタイミングで16周年を迎えるというのは、去年の15周年ライブのときには想像していませんでした。私の人生的には、かなり大きな出来事が起こった1年になりました。 だからこそ、今回の16周年ライブは引っ張っていかなきゃっていう気持ちがいつも以上にあります。でも、私だけじゃなくて、いろんなメンバーがそれぞれに活動の幅を広げてきた1年だと思うので、そうやって1人1人が強くなって団結した16周年ライブを楽しみにしていただけたらなって思います。 ――最後に、今回のライブでファンにSKE48のどんな姿を見せたいですか? 「復活のSKE48」です!今までがどうだったというわけじゃなくて、私は今回の16周年ライブの目標として、もう一度「SKE48とは何か?」っていうのを皆さんに感じ取ってもらいたいなと思っていて。 新公演が始まってチームごとの結束は強くなったんですけど、SKE48全体となると、人数が多いから気持ちのすれ違いが生まれたりすることもあったので、今回のリハーサルではみんなで気持ちを1つにして、「今ここにいるみんなでSKE48なんだ」ということを1人1人が自覚して、グループのために頑張ろうという気持ちで頑張っています。ファンの皆さんに「SKE48はこうでなくっちゃ!」とか「自分たちが好きなSKE48はこれだよな!」って再確認してもらえるようなライブにしたいです。
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