大関・豊昇龍は連敗せず 宇良に勝利も土俵に腹部を強打「大丈夫。大関らしい相撲を」
◆大相撲 ▽夏場所8日目(19日、東京・両国国技館) 豊昇龍(立浪)が大関の意地を見せた。1敗で首位を走る西前頭4枚目・宇良(木瀬)との一番。立ち合いで張って左差し、右上手も取って業師の動きを止めた。回り込もうとする相手についていき、寄り倒した。「休まずに攻めて、思った通りの相撲ができたので良かったです」と厳しい表情で振り返った。 寄り倒した際に土俵に腹部を打ち付けた。支度部屋に戻った大関の腹部は赤みがかっていたが、「打ってしまったが、大丈夫です」と説明。「一日一番で大関らしい相撲をとっていきたい」と三役以上の過半数が休場する中、後半戦での奮起を誓った。 9日目の取組に入らず、2場所連続負け越しで大関陥落が確定した霧島(音羽山)については「その人の問題。周りよりも今場所の自分のことを考えないと」としたものの、最後は「落ちても、すぐに戻ってくる力がある」とエールを送った。 9日目は腰痛で途中休場から復帰する東前頭3枚目・高安(田子ノ浦)戦が組まれた。「戻ってくる。楽しみ」と対戦を心待ちにした。
報知新聞社