<春よ光れ>’21センバツ・神戸国際大付 選手アンケート/上 対戦希望は近畿勢 /兵庫
センバツの大会第1日(19日)に北海(北海道)と対戦する神戸国際大付。毎日新聞は選手目線でのチームの特徴を探るため、記述式のアンケートを部員70人に行った。結果を2回に分けて報告する。 ■出身中学 出身中学は神戸市が15人で最も多く、沖縄県や広島県など、県外出身者も3割ほどいた。「通学時間を練習に充てる」「体を大きくする」と、半数以上が学校近くの寮で暮らす。 ■野球を始めた時期ときっかけ 時期は小学1年生が15人で最多、父や兄の影響で始めた選手が多かった。武本琉聖選手や松尾優仁選手など父が神戸国際大付OBの選手もいる。 ■体格 平均身長は174・9センチ、平均体重は75・3キロだった。身長は最も高い吉田龍人選手が189センチ、楠本晴紀選手が187センチと続く。体重は高橋綺兜(あやと)選手が101キロ、吉田選手の100キロ、板垣翔馬選手の99キロの順だった。 ■チームの特徴 「長打力」と答えた選手が20人、「粘り強さ」を挙げたのが14人だった。ウエートトレーニングで鍛えた体の強さで、秋の県大会は他チームを圧倒。先制されても、試合終盤で追い上げる粘り強さは近畿大会の準々決勝でも発揮された。 ■対戦したい相手、警戒している相手 対戦したい相手は、市和歌山(和歌山)が21人で最多だった。最速152キロの右腕エースから「ヒットを打ちたい」と意気込んでおり、対戦がかなう決勝戦まで勝ち上がるつもりだ。 警戒する相手は、大阪桐蔭(大阪)や智弁学園(奈良)を挙げる選手が多かった。大阪桐蔭は「選手一人一人の潜在能力が高い」(高橋温輝(はるき)選手)、智弁学園は「強力打線で二枚看板の投手がいる」(林楓真(ふうま)選手)などを理由とした。【中田敦子】 ……………………………………………………………………………………………………… ◆出身中学の所在地◆ (1)神戸市 15人 (2)明石市 5人 (3)加古川市 4人 ◆野球を始めた時期◆ (1)小学1年生 15人 (2)小学2年生 8人 (3)小学4年生 7人 ◆きっかけ◆ (1)父 16人 (2)兄 15人 (3)友達 12人 ◆身長・体重の平均◆ 174.9センチ、75.3キロ ◆50メートル走の平均タイム◆ 6.67秒 ◆打ち方・投げ方◆ 右打ち・右投げ 38人 左打ち・左投げ 9人 左打ち・右投げ 9人 両打ち・右投げ 1人 ◆チームの魅力・特徴◆ (1)長打力 20人 (2)粘り強さ 14人 (3)終盤の追い上げ 8人 (3)切れ目のない打線 8人 ◆対戦してみたい学校◆ (1)市和歌山(和歌山)21人 (2)大阪桐蔭(大阪) 13人 (3)智弁学園(奈良) 8人 ◆警戒する学校◆ (1)大阪桐蔭(大阪) 19人 (2)智弁学園(奈良) 16人 (3)市和歌山(和歌山) 8人 〔神戸版〕