サカに次ぐイングランドのレフティーアタッカーへ ウェストハムで躍動するボーウェンはイングランド代表の武器になる
プレミアでの得点数はサカを超えている
今季ここまでプレミアリーグではマンチェスター・シティFWアーリング・ハーランドが17ゴールを挙げて得点ランク首位を走っており、それをリヴァプールFWモハメド・サラーが15ゴールで追っている状況だ。 その下にはイングランド代表候補メンバーであるアストン・ヴィラFWオリー・ワトキンス、ボーンマスFWドミニク・ソランケが14ゴールで詰めているが、もう一人興味深い存在がいる。 ウェストハムFWジャロッド・ボーウェンだ。26日のブレントフォード戦でハットトリックを達成したボーウェンも、ワトキンスらに並ぶ14ゴールまで数字を上げてきた。右ウイング、センターフォワードの両方をこなすレフティーアタッカーで、14ゴールという数字はプレミアリーグにおけるキャリアハイだ。 気になるのは、イングランド代表での立ち位置だ。過去にボーウェンは5キャップだけ記録しただけで、EURO2024予選ではチャンスをもらっていない。 その理由としては、成績にアップダウンがあったことが大きい。ボーウェンは2021-22シーズンにプレミアリーグで12ゴールを挙げてイングランド代表デビューのチャンスを掴んだが、昨季は半分の6ゴールまで数字が落ちてしまった。昨季はカンファレンスリーグ決勝でゴールを決めてチームの優勝には貢献したのだが、やや一貫性を欠いたシーズンではあった。 しかし、今季の成績に文句はつけられない。イングランド代表の右ウイングにはアーセナルFWブカヨ・サカがいるが、センターフォワードにも対応可能なボーウェンは攻撃のバックアッパーとして計算できるかもしれない。
構成/ザ・ワールド編集部