【解説】19日から”変更”へ ガソリンの『政府の補助金』の仕組みとは?
ミヤギテレビ
制度が始まってからのガソリン価格の推移を見ていく。 『政府の補助金』制度が、おととし1月から始まったことで、上がっていくはずだった価格を抑えることができた。 ただ、徐々に補助率が下がったことで、店頭価格が上がったので、去年10月から『新たな補助金制度』がスタートして、その後は再び価格が抑えられある程度安定している状況だ。
そして、12月19日から変わるのが『補助率』。 たとえば、補助する前の価格を「190円」とする。 ポイントになるラインが2つあって、まず185円を超える部分は全額補助される。
ポイントとなるのが168円~185円の範囲。 12月18日までは、この17円のところに「60%」の補助がされて、店頭では「175円」となっていた。
では、19日からどう変わるのか? この168円~185円の部分の補助が、「60%→30%」に減る。 結果、店頭価格は「180円」になる。 つまり18日より5円上がる、ということになる。
そして、来年1月にはこの部分の補助がゼロになるので、更に5円上がるカタチだ。
今回は、ガソリンを例にとったが、農業で必要な重油、そして家庭で使う灯油も対象となるため、この冬の影響は少なくない。