人気の「動かない鳥」、表情豊かに120枚 ハシビロコウ写真集
【島根】「動かない鳥」として人気のハシビロコウを飼育公開している松江市大垣町のテーマパーク、松江フォーゲルパークが、写真集「ハシビロコウのフドウ」を刊行した。プロの写真家や来場者らが撮ったユーモラスな姿の写真約120枚を収めている。 ハシビロコウはエサの魚を長時間、微動だにせず待ち伏せる習性がある。アフリカ中東部の沼沢地などに生息し、国内では動物園などで十数羽が飼育されている。同パークのハシビロコウは2019年に国内の他施設から移され、一般公募で「フドウ」と名付けられた。体長約120センチ、体重約6・4キロの雄で年齢は不詳。 同パークでも人気者で、ぬいぐるみやフィギュア、キーホルダーなどの関連グッズが販売されている。同パーク広報の山田篤さんは「子どもだけでなく大人にも人気が高い。表情が人間に似ており、じっとしているのに見方によってはきつい目付きをしていたり、やさしい表情に見えたりすることがある」と話す。 写真集はA5判96ページ、1650円(税込み)。同パークのほか県内の書店などで販売している。(田中昭宏)
朝日新聞社