【あなたの家庭はいくら?】「三世代世帯」の水道料金と食費って、どのくらいかかるものですか?
家計管理をするうえでは、自分の家庭で支出している費用は平均と比べてどれくらいなのか、具体的にどのような費目にどれくらい支出しているのかを把握することが大切です。また、支出が多い時期はいつなのかを知ることも節約法を考えるうえでのカギとなります。 そこで、三世代世帯の水道代や食費はどれくらいなのか、年間ではいつが高くなるのかを統計調査をもとに検証してみます。
三世代世帯の割合
内閣府によれば、令和元年(2019年)の三世代世帯の全世帯に占める割合は9.4%です。統計データに示される中で最も古い昭和55年(1980年)の世帯構造は、三世代世帯の割合が最も多く50.1%でした。 約40年で三世代世帯は5分の1以下に減少したことになります。三世代世帯は祖父母と父母、その子どもの構成になるので、今回は5人世帯と6人以上の世帯の上下水道代と食費の状況を検証していきましょう。
三世代世帯の1ヶ月当たりの水道代と節約術
総務省統計局の家計調査をもとに、2022年10月~2023年9月までの1年間に5人世帯と6人以上の世帯では、上下水道代がどれくらいかかったのかを見てみましょう。 5人世帯では、この間に上下水道代が最も高かったのは1月の7753円、次いで2月の7751円で、1年間の平均額は約6751円です。6人以上世帯で最も上下水道代が高かったのは2月の1万1129円、次いで1月の1万480円、1年間の平均額は約8663円です。5人世帯も6人以上世帯も、上下水道代は冬に高くなる傾向があります。 ◆水道代の節約術 東京都水道局によると、家庭での水の使われ方で最も多いのは風呂で43%、次いでトイレの20%、3番目が洗濯の16%です。風呂での水の使い方に気を付けることで水道代の節約効果が大きくなります。 例えば、シャワーを3分間流しっぱなしにした場合の水の使用量は約36リットルです。身体や頭を洗うときはシャワーを止め、流すときだけ使うように家族全員が心がけるとよいでしょう。 また、風呂の残り水を洗濯や掃除、散水などに再利用することも節約につながります。一般的な家庭の風呂の残り水約180リットルを毎日再利用した場合、1ヶ月あたり約650円節約できる可能性があります。