本当は教えたくない紅葉スポット! あの「香嵐渓」を超える?「夕森渓谷」とは【現地絶景レポ】
暑い夏がまだまだ続いたかと思えば、あっという間に紅葉シーズンとなっている。「あの場所は飽きてしまった」「去年はあそこに行ったし、今年はどこにいこう」と悩んでいる方におすすめの場所が、岐阜県中津川市にある夕森渓谷(ゆうもりけいこく)だ。 ■【画像】透明度バツグンの清流「川上川」の流れや、紅葉の渓谷を流れ落ちる滝、風流なアーチ橋、知る人ぞ知る明媚な場所「夕森渓谷」(写真をすべて見る) 「名古屋 車 紅葉」で検索すると、たいてい「香嵐渓(こうらんけい)」がヒットするが、夕森渓谷こそ香嵐渓を超える、知る人ぞ知る紅葉スポットなのだ。
■夕森渓谷へのアクセス方法
夕森渓谷へのアクセスは、名古屋方面からは中央自動車道・中津川ICで下り、国道19号線を長野・木曽方面へ車を走らせること約35分。道中も、色とりどりの紅葉が出迎えてくれ、期待感を胸に気持ちがどんどん高まってくる。 訪れた11月上旬のこの日は天気もよく、空と山と紅葉の色合いがとてもきれいだった。
■思わず手を入れて確かめたくなる! 透明度バツグンの川!
駐車場に車を停め、目の前の道路を横断したところにあるせせらぎ橋を渡ると、遊歩道がある。その下を流れているのが川上川だ。遊歩道から川までは約10m離れているが、近寄らなくても透明度が伝わってくる。 川の近くへ行ってみると、思わず手を入れて確かめたくなるほどの透明度。夏に川遊びをしに訪れるのもおすすめだ。
■絶景ポイントその1 撮影スポットに最適な「もみじ橋」
遊歩道を約8分ほど歩いていくと、見えてくるのが1つ目の絶景ポイント「もみじ橋」だ。赤い橋と色とりどりの紅葉、そして透明度バツグンの川上川の織りなす絶景に目を奪われる。もみじ橋と紅葉、川上川を背景に絶景写真が撮れる撮影スポットでもある。
■絶景ポイントその2 「竜神の滝」
もみじ橋、そして夕森かけ橋を渡り、遊歩道を進んでいくと見えてくるのが「岐阜県の名水50選」に選定されている「竜神の滝」である。轟音とともにマイナスイオンも感じられ、清々しい気持ちになれる。 展望台から、滝と紅葉をバックに写真を撮ることができる。ここまでは混雑なく歩いて来れたが、ここでの写真撮影は少し並んだ。撮影を待つ場所は木製の細い遊歩道なので、小さな子どもを連れて行く場合は注意が必要だ。駐車場から竜神の滝までは徒歩約20分ほどだ。 夕森渓谷では、竜神の滝を含め5つの滝めぐりをすることができる(竜神の滝、忘鱗の滝、銅穴の滝、アゼ滝、一つ滝)。手前の3つの滝までは、気軽に散策が楽しめるコースだが、足場の悪いところもあるため、なるべく履き慣れた靴で行くようにしたい。 自然の中ということを忘れず、虫対策や防寒着の準備もしておこう。なお、アゼ滝と一つ滝へ行く場合は距離も長く、過酷な山道となるため、登山用の装備が必要だ。