プロレス界のゴキブリが集結!カサカサ這い回って王座簒奪!
SOSはメジャー団体からも高く評価される強者として長年君臨してきたチームであり、この日も巧みなコンビネーションで挑戦者組を圧倒。 しかし、プロレス界の日陰で這い回ってきた定&後藤が意地のラフファイトで強引に勝機をつかみ取り、千賀に集中攻撃。千賀を救出に来たオースギを後藤がジャックハマーで叩きつけてKOし、定が千賀に変形ファイヤーサンダー。 最後は定&後藤がスーパー・パワーボムで叩きつけて千賀から3カウント。大番狂わせの王座戴冠劇を見せた。 メインイベントでは、長年因縁を深めているガッツと秀旺が久々の直接対決。 怒りに燃えるガッツが珍しく場外戦でイスを使っての凶器攻撃を見舞うなど試合序盤から激しい攻防が展開されていき、終盤までほぼチョップ&ナックルしか互いに出さない武骨な殴り合いが繰り広げられる。 終盤、ガッツがラリアットの連打からゴーストバスターで突き刺し、バタフライロックでギブアップを迫る。しかし、ここで定&後藤が乱入してきてガッツを袋叩きに。さらに秀旺がサーベル攻撃でガッツをKOすると、ガッツのセコンド陣もリングになだれ込んできて全員での大乱闘へと発展。試合続行不可能と判断したレフェリーがノーコンテストを宣言した。
ブチ切れたガッツは、6月15日の新木場1stRING大会にて“なんでもアリ”のノーDQマッチでのインディー統一無差別級王座戦を秀旺に要求。 さらに、新王者の定&後藤は、TTT正規軍の要たるマスクドミステリー&趙雲子龍を挑戦者に逆指名し、「6月15日に挑戦させてやる」と上から目線で宣告した。 インディープロレス黎明期からそのスタイルを変えず、強い生命力を以て激動のプロレス人生を生き抜いてきたしぶといゴキブリのごとき選手たちによる【ゴキブリ商会】。インディー界を這い回り、人々を阿鼻叫喚地獄に落としていく活躍に期待していきたい。