「全球種を駆使して何とか打ち取ることができれば」巨人・井上温大がドジャース戦&カブス戦登板熱望…来年3月プレシーズンマッチ
巨人・井上温大投手(23)が20日、来年3月に行われるドジャース(15日、東京D)、カブス(16日、同)とのプレシーズンマッチ登板を熱望した。経験は今後への大きな財産になる。「もちろん投げたいです。自分の持っている全球種を駆使して何とか打ち取ることができれば」とイメージを膨らませた。 ド軍相手なら、大谷ら世界一軍団に腕試し。カ軍相手なら鈴木らとの対決、さらには合同自主トレも行った今永との投げ合いだってあるかもしれない。「自主トレをさせてもらったときよりも、このくらい成長しましたというのを(示したい)。相手はメジャーリーガーですけど、少しでも抑えて、『こいつ成長したな』と思ってもらえるようにしたい」と青写真を描いた。 実際今季は確かな成長を示した1年でもあった。昨年までは通算1勝だったが、6月にローテの一角をつかみ取り、自己最多の8勝5敗、防御率2・76。開幕ローテ入り有力候補の一人で、登板の可能性も十分ある。阿部監督は打者・大谷らを迎え撃つにあたり「どれだけ打たれてもいいけどチャレンジしていけって言う」と真っ向勝負を求めている。井上も「打たれても抑えてもどっちもいい経験ができると思う」と3月を見据えた。 さらなる飛躍が期待される2025年。「まずはそこに登板させてもらえるようにちゃんと調整したいですし、そこを勝ち取れるようにやりたい」。貴重なステップを経て、シーズンへ向けまい進する。 (田中 哲)
報知新聞社