上戸彩、アンパンマンの最新映画を絶賛「忘れかけていた何かを思い出させてくれるような素敵なお話」
映画「それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン」が、6月28日(金)より全国で公開される。このほど、映画の公開直前イベントが5月28日に神奈川・横浜アンパンマンこどもミュージアムで行われ、アンパンマン役の戸田恵子、ばいきんまん役の中尾隆聖、ゲスト声優の上戸彩、ナインティナイン・岡村隆史に加え、楽曲を担当するドリーミングが登壇した。 【写真】岡村隆史、初めてのアニメ声優は「アンパンマン」 ■岡村隆史「まさに夢が叶いました!」と感動を見せる まずは、会場の子どもたちからの呼びかけでアンパンマン、そしてばいきんまんが姿を現すと、会場は大盛り上がり。その後、司会の呼びかけで、絵本の世界で森を守る妖精・ルルン役の上戸と、ルルンたちが守る森をめちゃくちゃにしようと大暴れするすいとるゾウ役の岡村がパン工場から登場。 上戸は、「いつもは観客側にいるのですが、今日はステージ側に立つことが出来て、ワクワクしています!」と呼びかけ、岡村は「森をめちゃくちゃにする“すいとるゾウ”を演じたのですが、もしかしたら私のこと嫌いになるかもしれませんが(笑)。精一杯頑張りました! 映画をぜひ楽しんでいただけたらうれしいです!」と笑顔であいさつした。 イベントの会場となった「横浜アンパンマンこどもミュージアム」について聞かれると、上戸は「リニューアルする前からよく遊びに来ていました。自分自身もアンパンマンで育ってきましたし、そのアンパンマンを親子で楽しめるというこの瞬間が最高です! 興奮している子どもを見るのもうれしいし幸せ。最高な親子の時間を過ごせる場所です!」と、うれしさいっぱいのコメント。 岡村は、「私もつい最近来ました! お客さんとしてこのステージを見ていて、“いつかあそこに立ちたいな”と思っていたので、今日こうやって立てることになり、まさに夢が叶いました!」と、感動した様子で語った。 ■劇場版35作目にして、ばいきんまんが大活躍! 和やかな雰囲気の中、会場の子どもたちの手拍子に合わせて、アンパンマンの声を担当する戸田、ばいきんまんの声を担当する中尾、数多くのアンパンマンの曲を歌うドリーミングも登場。 本作を見た感想を聞かれると戸田は、「本作では珍しくばいきんまんが活躍しています。今後も活躍してほしいなぁと思いつつ、収録はずいぶん楽ちんな思いをさせていただきました(笑)」と会場の笑いを誘い、「今回の映画では、ばいきんまんがかなりの頑張りを見せてます。“ばいきん”もやればできるんだなぁと、そこに注目してみてくださいね」とアピール。 中尾も、「劇場版35作目にして、ばいきんまんが大活躍。やればできるんだな、と思いました。最後はアンパンマンと力をあわせる、非常に珍しい展開にもなり、見どころいっぱいです!」と笑顔でコメント。 ドリーミングも、「ばいきんまんに、何があっても負けない勇気の心を学ばせていただきました。今後、足を向けて寝られない!(笑)」と、こちらでも会場の笑いを誘った。 ■34年ぶりに“ばいきんまん”の名前が映画のタイトルに 映画タイトルに“ばいきんまん”が入るのは、1990年公開の「ばいきんまんの逆襲」以来だそう。戸田は、「本作はばいきんまんが大活躍なんですが、窮地に追い込まれた時に“アンパンマンを呼ぼう”って言うんです。いつも敵対しているんですが、お互いに力を認めあっているんだな、とキュンとしました」と改めて発見したことを語った。 さらに、「今回上戸さんが演じたルルンは、“できないできない”とたくさん言うんですが、最後にはできるようになります。それは周りにいるみんなのフォローや優しさがあったから。そんなことをこの映画は教えてくれている、とても素敵な作品です」と力強くアピール。中尾も、「ばいきんまんは、テレビシリーズが始まってから36年間やられっぱなし。負けても負けても立ち向かう、諦めない心をすごく感じました」と明かした。 ■カレーパンマン、しょくぱんまん、ドキンちゃん、コキンちゃんもイベントに駆けつける 「“アンパンマーン!ばいきんまーん!”と叫ぶことができて、本当にうれしかったです!」と語る上戸。続けて、「声を入れる前の映像を自宅で見ている時から、興奮しっぱなしでした!声を入れるということで緊張もしていたんですが、アンパンマンとばいきんまんが力を合わせているとこを見ると幸せでした。諦めない心だったり、友達の大切さだったり、大人が見ても忘れかけていた何かを思い出させてくれるような素敵なお話です。今でも夢のような時間を過ごさせていただいています」と語った。 岡村は、「実は完成品を見ておらず…。なぜなら、子どもの映画館デビューにしようと思っていて、家族で見ようと思っているからです!」と、力強く宣言。「初めてアニメ声優をさせていただいて、本作のテーマである“やればできる”というところを見せたいなと思って頑張りました。多分、“すいとるゾウ”のスピンオフもあるんじゃないかな!?」と野望も飛び出し、会場は笑いに包まれた。 その後、カレーパンマン、しょくぱんまん、ドキンちゃん、コキンちゃんもイベントに駆けつけ、ドリーミングが「アンパンマンのマーチ」と「アンパンマンたいそう」を生披露。戸田、中尾、上戸、岡村と、会場に集まった多くの子どもたちも一緒に手拍子をして楽しみ、会場は笑顔に包まれた。 生歌唱を聞き上戸は、「夢のよう!実はドリーミングさんとは20年ほど前に番組でご一緒していて、この歌もスタジオで何回も聞かせていただいていて、懐かしい気持ちでいっぱいです!」と告白した。 ■「本当に上手でしたよ!」戸田恵子から褒められる上戸と岡村 上戸と岡村は、今回念願の映画「それいけ!アンパンマン」への参加となる。アニメ映画の声優自体初めてだった岡村は、「収録の時に音響監督さんに、『すごいのど締めてますが大丈夫ですか?』と聞かれ、何のことかわからず『ありがとうございます』と答えてしまったのですが、何の事だったんですかね!?」と疑問に思ったよう。 戸田と上戸から、「普段の岡村さんではない声の出し方をされていたので、心配していたんですよ!」と教えられると、「『ありがとうございます』じゃなくて、『大丈夫です』と言えば良かったんですね」としょんぼり。しかし戸田から、「でも、お二人とも言われなければ誰が声を当てているのかわからないくらい、本当にお上手でしたよ!!」と絶賛され、笑顔を見せていた。 最後に戸田から、「みなさんのおかげで、劇場版は35年、テレビシリーズは36年続いています。こどもはいつかアンパンマンを卒業してしまうけれど、必ず次のこどもたちもアンパンマンに出会います。それはまさに原作のやなせたかし先生の“やなせイズム”というものがずーっと流れているから。それを私たちが丁寧に演じてきてここまで来られたと思っています」と、これまでのアンパンマンファンへの感謝を述べる。 さらに、「そして、皆さんのフォローがあれば“アンパンマン”は100年続くかもしれない。どうか皆さん、アンパンマンを力強く応援していただければと思います。今年の映画も、どうぞ楽しみにしてくださいね!」と、全国のファン、そして日本中の家族、子どもたちにメッセージを送り、温かい雰囲気に満ちて公開目前イベントは幕を閉じた。 ■映画「それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン」ストーリー ある日ばいきんまんは、自分の姿が描かれた一冊の絵本を見つける。すると、絵本から「愛と勇気の戦士ばいきんまん、助けにきて!!」という声が聞こえ、ばいきんまんは絵本の中に吸い込まれてしまう。 砂漠の先に広がる大きな森で出会ったのは、森の妖精・ルルン。怖がりで勇気が出せないルルンは、森で大暴れする“すいとるゾウ”をやっつけてほしいとばいきんまんに依頼する。最初は嫌がりながらも、諦めずに立ち向かうばいきんまんの姿に、ルルンは次第に勇気が湧いてくる。 だが、ばいきんまんはすいとるゾウの強さに苦戦を強いられる。絶体絶命のピンチの中、ばいきんまんはルルンに「アンパンマンを呼んでこい!」と伝えるのだった。ばいきんまんはアンパンマンと力を合わせ、再びすいとるゾウに立ち向かう。