ロリアン戦に勝利し、ファンの声援に応えるパリSGのK・エムバペ（左は弟のE・エムバペ）（ロイター）

　フランス1部首位のパリSGが24日、敵地でのロリアン戦に4―1と快勝。別会場で2位モナコがリールに勝利したため優勝決定はお預けとなったが、3連覇達成まであと1勝に迫った。フランス代表FWキリアン・エムバペ（25）が2得点1アシストと大活躍。弟のMFイーサン・エムバペ（17）は後半28分から出場し、リーグ戦2度目の“兄弟共演”を果たした。 　試合は前半19分、FWデンベレが先制ゴールを決めると3分後に追加点。DFメンデスの左からのグラウンダーのクロスにFWのK・エムバペが飛び込み、うまく足を合わせてゴールイン。得点ランク独走となる25点目を記録した。 　後半15分にはK・エムバペが左サイド深い位置でボールを受けると、ライン際で巧みなボールコントロールを見せ相手を翻弄。DF1人を華麗に抜き去りクロス。これをゴール前でフリーだったデンベレが押し込み3点目が決まった。 　そして後半45分、K・エムバペがダメ押し弾。左サイドからドリブルで中央へ切り込みながら右足を一閃。鋭いシュートでゴールネットを揺らし、今季26点目。チームを勝利へ導いた。 　優勝の行方は2位モナコの結果次第となったが、リールに勝利したため今節はお預け。残り4試合となり、パリSGは27日の本拠ルアーブル戦に勝利すれば3連覇達成へ。仮に勝利を逃しても2位モナコが28日の敵地リヨン戦で引き分け以下に終わると優勝が決まる圧倒的有利な状況となった。