将来のために「1000万円」の貯金を目指しています。28歳で200万円まで貯めましたが、定期預金だけで達成できるでしょうか?
将来的なことを見越して、1000万円の貯金を目指している人がいるかもしれません。しかし、28歳の時点で200万円の貯金となっていることで、定期預金だけだと時間がかかるのではないかと考える人もいるでしょう。 今回は20代の平均貯蓄額や定期預金の金利とあわせて、定期預金以外の資産形成の方法をご紹介します。 ▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
20代の平均貯蓄額は?
金融広報中央委員会「知るぽると」の「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和5年)」によると、20代単身の金融資産保有世帯における金融資産保有額の平均は、219万円となっていました。 この金額のうち118万円が預貯金に該当する部分となっており、うち26万円が定期性預貯金となります。このことから、28歳の時点で200万円貯められているのは、比較的よいペースであると考えられるでしょう。 ただし、30代の平均預貯金額を見てみると、443万円となっています。30代後半の預貯金額も含めた結果とはなりますが、現在の貯金が200万円であることを考えると、倍以上の金額となります。 何歳までに1000万円貯めることを目標にしているかにもよりますが、預貯金だけでいえば、60代で972万円、70代で929万円が平均となります。20代から10年ごとに200万円貯められるペースであれば、60代には1000万円の貯金に到達すると想定できるでしょう。
定期預金の金利はどのくらい?
定期預金の金利は、どの銀行を利用するかによっても異なります。例えばゆうちょ銀行の定期貯金の場合、2024年10月7日現在で金利は以下のように設定されていました。 ●1ヶ月 :0.125% ●3ヶ月:0.125% ●6ヶ月:0.125% ●1年:0.125% ●2年:0.125% ●3年:0.150% ●4年:0.150% ●5年:0.200% また、みずほ銀行は預金金額と期間によって変動し、0.125%~0.350%の金利が適用されます(2024年10月7日現在)。三菱UFJ銀行も同様で、0.1250%~0.4000%の金利が適用されると掲載されていました(2024年10月9日現在)。これらの金利を計算したうえで定期預金をしていけば、1000万円に到達する期間も逆算できるでしょう。