【リアルなメイク描写が話題!】現役ヘアメイクもイチオシの漫画『ブレス』の魅力とは?
累計発行部数80万部を突破した、今最も注目すべき漫画『ブレス』。それぞれのキャラクターが持つ熱い想いを描いた物語はもちろん、プロのヘアメイクまでをも唸らせるテクニックがすごいと話題沸騰! そんな大人気漫画とVOCEとのコラボ企画を記念し、第1話を無料公開します。 〈試し読み〉メイク好きさん必見!漫画『ブレス』
漫画『ブレス』とは?
物語は高校の学園祭で開かれるコンテストを舞台に、主人公・宇田川アイアと炭崎純がクラス代表を任されることからはじまる。端正なルックスを持つ元モデルのアイアと、そばかすを隠すように歩く炭崎は、まわりの期待からはみ出さないように過ごしていた。そんなふたりが力を合わせ、モデル・炭崎、ヘアメイク・アイアで“一発逆転”のランウェイに挑みます。“なりたかった自分”を解放できたとき、ホンモノの想いが一直線に走り出す──。物語を彩る個性豊かな登場人物と、心動かされる名言も必見です。
現役ヘアメイクと作者が語る、漫画「ブレス」の魅力とは?
小澤桜さん ヘア&メイクアップアーティスト 園山ゆきのさん 漫画家
漫画家 園山ゆきのさん 『ブレス』というタイトルには、「自分らしさに祝福(BLESS)を」という想いが込められています。人が変わるきっかけって、ほんの少しのことだったりすると思うんです。アイテムをひとつ変えたり、テクニックをひとつ取り入れたりするだけで、昨日よりも少し特別な自分になれますよね。単純に楽しいとか、変われることが自信になるとか、そういったいい影響を与えてくれるのが、メイクのいいところだと思っています。 VOCE編集部 メイクアップアーティストを題材にするにあたって、実際の撮影現場にも足を運ばれたそうですね。どんな印象を受けましたか? 漫画家 園山ゆきのさん 想像していたよりも、ずっとたくさんの人が関わっていました。カメラマン、スタイリスト、ヘアメイク……、アイアがこれから踏み込もうとしている世界には、立場の違ういろんな人たちの想いが交わっていくんだなと。 VOCE編集部 劇中にはランウェイを歩く炭崎の大胆な行動がありましたが、メイクによる変化ですか? 漫画家 園山ゆきのさん それもありますが、もともと炭崎の中にあった潜在的な意識があらわれた結果の行動で。メイクがいい刺激になったのかもしれません。 VOCE編集部 園山先生は大のコスメ好きと伺いました。 漫画家 園山ゆきのさん オタクまでではありませんが、コスメは集めるのも見るのも大好きです。デパートのコスメ売り場に行ったら、まず新作をチェックします。タッチアップしながら、新しいテクニックに出会えるのも楽しみのひとつです。最近買ってよかった名品コスメは、シャネルのボーム エサンシエル。ローズっぽいものと、パールっぽいものがお気に入り。今日はツヤっぽく仕上げたいなというときに、ファンデとパウダーの間に使って仕込んでいます。 VOCE編集部 物語のカギとなる“求められる自分”と“なりたい自分”。コンプレックスとの向き合い方を教えてください。 漫画家 園山ゆきのさん “いったん受け入れる”ことですね。私は少しふっくらしているタイプなのですが、「太っているからダメ」とか、「可愛く服が着られない」とか、そういう悩みをいったん飲み込みます。そうすると、今の自分に合ったものが見えてくる気がします。 VOCE編集部 夢を追いかけるアイアたちには、たくさんの試練があります。“壁”の乗り越え方を教えてください。 漫画家 園山ゆきのさん 未来を考えることです。予定や不安ではなく、具体的な計画にして考えます。手帳をかなり愛用していて、ToDoリストをつくったりと、思考をこまめに整理するようにしています。モヤモヤを一度すべて書き出してみると、頭の中がすっきりするので、余計な不安を溜めないですむんです。これを続けて、もう6年は経ちますね。 VOCE編集部 アイアたちの行く末が気になるところですが、第6巻(2024年12月9日発売)からの見どころは? 漫画家 園山ゆきのさん いよいよアンダー21の大会がはじまります。そこで、どんなメイクが生まれていくのか、アイアはどんなメイクで戦っていくのか、“自分なりのメイク”の形をどのようにつくっていくのか……。アイアと同世代の方々には、自分の姿を重ねて、未来を想像してみてほしいですし、オトナのみなさまにも、青春時代の何かに夢中になった気持ちを思い出して懐かしんでもらいたい。どんな世代の人にお読みいただいても、共感してもらえる作品になればうれしいです。 Edited by 宮ノ原 幸佑
VOCE