髪・顔・体を「湯船のお湯」で洗うと話したら友人にドン引きされた…!これって普通ではないのでしょうか?
お風呂に入る際、湯船に浸かった後、シャワーではなく湯船のお湯を使って髪の毛や顔・体を洗うという人もいるでしょう。シャワーを使うとその分水道代とガス代がかかるため、節約のために湯船のお湯を活用しているかもしれません。 実際のところ、湯船にお湯をためて浸かった後、髪の毛や顔・体を洗う際にシャワーを使うのと湯船のお湯を使うのとでは、どのくらい水道光熱費に差が出るのか確認してみましょう。 本記事では、湯船のお湯で体などを洗う場合の衛生面での問題点についてもご紹介します。 ▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較
「湯船に浸かる」+「シャワーで洗う」場合のコスト
まずは、湯船にお湯をためるのにかかる水道光熱費と、シャワーで体などを洗う際にかかる水道光熱費を算出します。東京都水道局によると1リットル当たりの単価は0.24円ということなので、浴槽にお湯をためるのに200リットルの水を使用する場合の水道代は「200リットル×0.24円=48円」です。 ガス代は水からお湯にする際の上昇温度で変わってくるため、仮に15度の水を42度まで上昇させるとして計算すると、都市ガスの場合は102円ほどかかります。 ※ガス料金単価は東京ガス株式会社 ガス料金表(家庭用/業務用・工業用 共通)B表 24年12月検針分より「163.07円」として計算 湯船に200リットルのお湯をためるためにかかる水道代とガス代の合計は、150円ほどです。 次に、シャワーで体などを洗う際にかかる光熱費を計算していきましょう。東京都水道局によるとシャワーを3分間流しっぱなしにした場合は約36リットルの水を使用するといわれているため、仮に5分間シャワーを使用したとすると使用する水量は約60リットルです。 これを基に算出すると、水道代は14.4円、ガス代は約31円かかる計算です。合計すると約45円なので、湯船にお湯をためるのにかかる水道光熱費とあわせると約195円になります。
「湯船に浸かる」+「湯船のお湯で洗う」場合のコスト
体などを洗うのにシャワーを使わず湯船のお湯を使った場合は、湯船にお湯をためるための水道光熱費だけで済みます。つまり、シャワーをまったく使わなければ約150円しかかからないため、シャワーを使った場合より45円ほど節約できるでしょう。これを毎日続けた場合、1週間で約315円、1ヶ月(30日)だと約1350円の節約が可能です。 体などを洗った後も湯船のお湯が残っていれば、その残り湯も洗濯や掃除などに再利用することで、さらに節約につなげられるでしょう。