パナソニック「LUMIX」カメラ製品サイトで“写真素材”使用し謝罪…カメラマン弁護士「衝撃的」 法的問題も指摘
弁護士としての評価、カメラマンとしての思い
今回の騒動を受けてパナソニックは、冒頭のように謝罪文を公表し、再発防止策として以下のような対策を講じることを明らかにした。 ①現在のLUMIX製品WEBサイトに使用している画像の詳細確認を行い、必要な修正を早急に実施する。 ②今後制作するLUMIX製品紹介ページで使用する画像については、「全て自社カメラ製品で撮影した画像を使用する」こと、「使用する画像については使用機材を明記する」ことを明確に規定し、WEBサイト制作プロセスにおいて、画像の詳細確認を行う仕組みを構築し、再発防止を徹底する (参考:https://panasonic.jp/dc/info/20240531.html) 寺岡弁護士は、パナソニックの再発防止策を評価した上で、「弁護士としては、インターネットサイト等についても弁護士のチェックを入れるなど、予防法務的な発想も大切と伝えたい」と話す。 一方、カメラマンとしての思いは異なるようで、最後にこう言い添えた。 「メーカーが最初からカメラを使用するユーザー目線で考えてくれていれば、問題になることが事前に分かったのではないかという思いがあります。メーカーにはカメラを購入するユーザーの視点からサイト作成やWebマーケティングを考えてほしいと思います」(寺岡弁護士)
弁護士JP編集部