『STEINS;GATE』15周年単独ライブで新作“リブート”発表に歓喜 主人公役・宮野真守は12年ぶり出演【レポート】
クライマックスに今井麻美も登場、そして『RE:BOOT』サプライズ発表
そして朗読劇にも登壇し会場を盛り上げた今井麻美がアーティストとして登場。スピード感あふれる「World-Line」(TVアニメ『シュタインズ・ゲート ゼロ』後期EDテーマ)をクールで歌い上げる。アーティストとしての出演が発表されていなかった為、うれしいサプライズに。その後の彩音によるソロステージでは「邂逅のフェタリテート」(PS Vita『STEINS;GATE 線形拘束のフェノグラム』OPテーマ)、「フェノグラム」(同作 PS3 & Xbox 360版 OPテーマ)を続けて披露し、重低音が響くバンドサウンドと彩音の甘くハスキーな歌声が会場を席巻した。 全アーティストの歌唱が終わると、いとうかなこが再びステージに登場。「ファティマ」(TVアニメ『シュタインズ・ゲート ゼロ』OPテーマ)、そして、「Hacking to the Gate」(TVアニメ『シュタインズ・ゲート』OPテーマ)を歌唱。大きな盛り上がりを迎えての終演かと思われたが、ステージにMCを務めるニッポン放送アナウンサーの吉田尚記が登壇し、ステージに再びキャストが呼び込んだ。 企画コーナーなどが展開されたのち、関連情報の告知が挟まれると、場内の照明が落ち、予告なくスクリーン上にムーーが始まった。スクリーンには見たことのない新規イラストが登場。『STEINS;GATE RE:BOOT』のタイトルが映し出され、新作品としての展開が明かされた。 アーティスト達が登壇し、出演者全員がステージ上に揃った。そして、観客席を背に記念写真を撮影。迎えたエンディングでは、出演者を代表して宮野真守が挨拶をし、作中でおなじみ「エル・プサイ・コングルゥ」の掛け声とともに、場内に金色のテープが舞い、ステージは終演を迎えた。 ■イベントボイスドラマストーリー その物語は、2024年からタイムリープを繰り返して2010年に戻ってきた岡部倫太郎によってもたらされた。2024年からタイムリープを繰り返して2010年に戻ってきた岡部倫太郎。岡部によると、2024年にはビルの老朽化によりラボメンは問答無用で追い出されたという。岡部は、その状況を回避するために“円卓会議”を招集し、対策を話し合おうとするが……やはり通常営業のラボメン達。このやり取りに安心感を抱きつつ、この15年を振り返りながら進んでいった。スクリーンのゲーム画面には用意されていない多くのアドリブも飛び交い、場内は爆笑の渦に包まれ、またしても会議は踊るのであった。
市井