（ブルームバーグ）： 中国の習近平国家主席とインドのモディ首相が、2022年以来となる首脳会談を行った。習主席は会談で、両国が関係を強化し、相違を適切に管理すべきだとの認識を示した。両国軍は４年前に国境地帯で衝突し対立関係が続いていたが、今週に入って緊張緩和措置を講じることで合意していた。

中国国営中央テレビ（ＣＣＴＶ）によると、両首脳はＢＲＩＣＳ首脳会議が開かれているロシアのカザンで23日に会談。習主席は、両国関係の歴史的動向と発展の方向性を正確に把握することが中印両国の根本的な利益になると述べたという。

習主席は「双方は意思疎通と協力関係を強化し、相違と対立を適切に管理することが必要だ」と指摘したと、ＣＣＴＶは報じた。両国は団結への模範を途上国に示し、世界の多極化推進に貢献するため、国際的責任を背負う必要があるとも述べたとしている。

モディ首相と習主席は、2023年に南アフリカ共和国のヨハネスブルクで開催されたＢＲＩＣＳ首脳会議に出席した際に短く会話した。正式な会談を行ったのは、22年にインドネシアのバリで開かれた主要20カ国・地域（Ｇ20）サミット時が最後だった。

原題：Xi, Modi Hold First Talks in Two Years After Border Deal (2)（抜粋）

--取材協力：Foster Wong.

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