アルバルク東京の新プロジェクト「SHIBUYA×ALVARK Season Project」 地域と共に築く未来への絆
そして、現在行われている具体的な取り組みについても続けて伺った。 「まちのコイン『ハチポ』の導入を行っていて、10月5日・6日に国立代々木競技場 第一体育館で行われた開幕節には試合会場のブースに来ていただいた方にハチポをプレゼントしました」 プロジェクトの第一弾として行われているまちのコイン「ハチポ」(©ALVARK TOKYO) 「ハチポ」は渋谷区が運営する地域のコミュニティコインで、開催中のキャンペーンに参加すると定められたポイント数のハチポを得られる。 換金するものではないが、区内のお店やイベントでの”体験”にて活用することができ、地域の活性化のツールとなっている。 今シーズンは渋谷区でのホームゲームやイベントでハチポの付与が行われる。この他第二弾以降も順次展開される予定である。
渋谷区で取り組んだ「SDGs」へのアプローチ
アルバルク東京は、上述の通りこれまで渋谷区など都内で地域貢献活動を行ってきた。ここでは渋谷区での活動にフォーカスし、今まで区内でどのようなことを行ってきたのかを紹介していく。 代表的な活動の一つが今年1月に渋谷区立千駄谷小学校で開催した、「千駄谷小学校放課後クラブ」への訪問である。 1・2年生を対象とした計26名の子どもたちと一緒に「SDGsカードゲーム」で遊ぶコーナーを設けた。 この「SDGsカードゲーム」は、文化学園大学の学生が渋谷区の子どもたちがSDGsを楽しく学べるようにと企画からデザインまですべて担当したもの。S-SAP協定の仲間である同大学との連携企画として開催された。
「このゲームは、課題と解決策があって『アルバルク東京ではこうアプローチしている』というのをカードゲームを通じて学べるというのを学生さんたちに考案いただきました。 文化学園大学さんがデザインに長けている大学さんなので、見た目だけでも楽しめるようなものを制作いただいたので、それを放課後プロジェクトの一環で訪問しました」 尾郷さんもこの日参加しており、その時のことを明かしてくれた。 「最初は難しいかもしれないと思っていたのですが、子どもたちの理解するスピードがすごくて(笑)。もう1回やろう!って何度も言ってくれました。あとは参加するだけではなく、一番カードを獲得できた子には、どれがSDGsの目標の中で気になったのかを発表してもらいました」 この活動は本プロジェクトとして他校にも展開していきたいとした尾郷さん。さらに「まだあるんです!」と自ら進行中の取り組みについても共有してくれた。 「渋谷区内で分別といったゴミに対する学びについて、地域の子どもたちに授業の形で提供することをプロジェクト内で行いたいです。 子どもたちが学んだことを書き出して、それをマスコットキャラクターのルークのゴミ箱に反映させるような取り組みを今進めているので、ぜひ実現させたい企画です」