大谷翔平「長かったな」開幕から9戦、41打席目の一発に「まず1本出て安心してるのが率直なところ」記念球は手元に
「ドジャース5-4ジャイアンツ」(3日、ロサンゼルス) ドジャース・大谷翔平投手が七回に今季1号ソロを放った。開幕から9試合目、通算41打席目に出た待望の移籍後初本塁打。「自分の中ではかなり長い間、打ってないなという感覚だった。バッティング自体もそこまでそこまでよくなかった。まず1本出て安心してるのが率直なところ」。そう話すと、多少なりともフラストレーションはたまっていたかと問われ「そうですね。さっきも話したが僕の中では長かったなと言う印象が強い」と繰り返した。 【写真】大谷の移籍1号捕球のド軍推し美女にSNS興奮「ボールの価値はいくらくらい?」 「早く打ちたいな、早く打ちたいなと気持ちがいいアットバット(打席)からかけ離れていくという状態」だったという。それでも焦る気持ちを抑えた。 「タイミングと距離がやっぱり違うかなと思った」と問題点は理解していた。だが「無理やり(タイミングを)早くするのも、長期的に見ると自分の打ち方からかけ離れていくという意味でよくない方法。我慢しながらちょっとずつ調整していくのが大事」と自分自身のバッティングを取り戻すことに集中。試合前にはロバーツ監督から「『自分らしくいればそれだけでいい』というふうに言ってもらえた。それだけで気持ちが楽になった」と周囲の支えも力になった。 大切な移籍1号のホームランボールは手元に返ってきた。ボールをゲットしたファンの女性にはサインボールと帽子を2個、バット2本をプレゼントした。「僕にとってはすごく特別なボールなのでありがたい」という記念球を手にし、今後は「これを機に自分の打席を継続したい」と本塁打量産を誓った。