【悲鳴】九州電力の電気代が6月から値上がり 前年同月から4割アップ 政府の補助金終了で 福岡
FBS福岡放送
物価の高騰が続く中、それに追い打ちをかける動きです。6月の使用分からの電気料金が、政府の補助金が終了する影響で大幅に値上がりする見通しです。これからエアコンが欠かせない季節を迎える中、家庭や飲食店からは悲鳴が上がっています。 【画像】九州電力の電気代が6月から値上がり 前年同月から4割アップ 政府の補助金終了で 福岡 福岡市博多区の中牟田千尋さんは夫と子ども2人の4人暮らしです。今、頭を悩ませているのが、電気代の高騰です。 ■中牟田千尋さん 「去年の同じ月と比べてかなり上がっている。エアコン、暖房をそんなに使っていないので、少し安くなっているのを期待していたが、1万円を切らなかったのでびっくりした。」 4月の電気代は1万670円で、去年4月と比べると5000円以上、値上がりしていました。実は今、電気代の値上がりは毎月のように続いています。
九州電力の電気料金は、平均的な家庭の場合、4月の使用分は前の月に比べて520円アップします。これは、再生可能エネルギーを普及させるために、政府が“負担金”を引き上げたためです。 さらに5月分は、政府が物価高騰対策として続けてきた補助金が縮小されたため、さらに425円アップしました。 そして、6月分の電気料金は、補助金が終了するなどの理由から、前の月より450円値上がりする見通しです。 1年前と比べると、実に43・8%の上昇になります。 中牟田さんは九州電力以外の電力会社と契約していて、今後の見通しは分かりませんが、それでも節電は欠かせません。 ■中牟田さん 「設定温度は28度以上。それ以下にすると電気代が上がりそうで。できるだけ使わない電気は消すとか、テレビを消すとか。 これ以上の節電ってどうするんだろうなと。本当に困りますね。」 ■中村安里アナウンサー 「6月から電気料金が大幅に上がるということですが、街の人たちはどのように感じているのでしょうか。」 ■市民 「かなり厳しいですね。ちょっと我慢して温度を高めに設定したり、タイマーを短めにしたり、工夫が必要かなと思います。」 「上がっています。確実に1000円は上がりました。年金生活だから大変です。」