セ首位打者の巨人・丸佳浩 が22試合連続出塁
(日本生命セ・パ交流戦、巨人-オリックス、1回戦、7日、東京D)リードオフマンの勢いが止まらない。4月28日のDeNA戦(横浜)から32試合で1番打者に座る巨人・丸が三回の第2打席で左前打を放ち、22試合連続出塁を記録した。 【写真】坂本がスマホケースに貼っている「笑うアベ」ステッカー 技ありの一打だった。0-1の三回2死無塁。カウント2-2からオリックス先発・東が投じた低めの変化球を左手一本ですくい上げ、左前にはじき返した。5月11日のヤクルト戦(神宮)から出場した全ての試合で出塁。不動の1番としての存在感は日に日に際立っている。 前日6日には2安打を放ち、試合前時点では打率・302でセ・リーグトップに浮上。それでも丸は「まだまだ試合があるので、そこはまだ全然考えていない」と足元をしっかりと見つめた。 4カード連続で勝ち越している好調な阿部巨人を支える切り込み隊長だが、同世代の活躍が刺激となっている。左膝前十字靱帯(じんたい)断裂(損傷)の大けがを乗り越え、今やチームに欠かせない戦力として活躍する1学年下の立岡の存在だ。「(立岡は)やっぱり一つ一つのプレーを見ていると場数を踏んできた選手だなと思うところがたくさんある。お互いに頑張って、よりよくなっていけばいい」と完全復活を遂げた後輩と切磋琢磨(せっさたくま)する。年齢が上がるにつれて、同世代の現役選手が年々減っていく中、プロ17年目を迎えた丸が、まだまだ先頭に立ってチームを引っ張る。(樋口航)