BMW長谷川正敏社長、「1.3%増と昨年度を上まわれた」と2024年度の国内実績を報告
ビー・エム・ダブリューは11月28日、全面改良した新型SAV「X3(エックススリー)」の発表会を、東京の麻布台ヒルズ(港区麻布台)にあるブランドストア「FREUDE by BMW(フロイデ・バイ・ビーエムダブリュー)」にて実施した。 【画像】2024年度のハイライトを語るビー・エム・ダブリュー株式会社 代表取締役社長 長谷川正敏氏 代表取締役社長の長谷川正敏氏は、新型X3の発表に合わせて2024年度のビジネスハイライトについて、「2024年度は昨年同様に、“お客さまとのタッチポイントの創出”と“魅力的なプロダクトの積極的な導入”の2つを軸に展開してきた」と説明。 タッチポイントの創出については、会場となったブランドストア「FREUDE by BMW」を今年の6月にオープンしたことに触れ、「FREUDE by BMWは販売店舗ではなく“ブランドエクスペリエンスセンター”でして、実はニューヨーク、ロンドン、ミラノ、東京の4か所にしかなく、一番面積が大きいのがここ東京であり、BMWグループとしても日本は重要な市場の1つであると位置づけております。ここでは希少価値の高いモデルの展示であったり、カフェやアパレルの配置など、さまざまな展開を通じて、BMWブランドを体感していただけていると思っています」と紹介した。 続けて魅力的なプロダクトの積極的な導入については、「2023年度に実施されたジャパンモビリティショーでワールドプレミアを行なったX2、2024年に入って5シリーズツーリング、M5、1シリーズ、そして今回発表するX3と、魅力的な新型車をたくさん導入してきました」と振り返った。 さらに長谷川社長は、9月に発表したトヨタ自動車との、「カーボンニュートラル実現と水素社会構築に向けた、水素分野での協力関係強化」について基本合意書を締結したことを紹介しつつ、「10年以上にわたってパートナーシップを結んできたトヨタ自動車と協業し、BMWは2028年に水素を燃料としたFCEV(燃料電池車)を生産すると発表しており、マイルドハイブリッドを含むガソリン、ディーゼル、PHEV(プラグインハイブリッド)、さらにEV(電気自動車)に加え、新たな選択肢としてFCEVを追加し、360度全方位のパワートレーンを持つ自動車メーカーになります」と言及。 また国内の販売実績について長谷川社長は、「若干市場全体が落ち込んでいる中、JAIA(日本自動車輸入組合)が発表した10月末時点での登録台数実績は2万8036台と、昨年比1.3%増と微増ながら上まわった」と報告した。 最後に発表した新型「X3」に関しては、「初代モデルが21年前の2003年に日本へ導入され、優れたスポーツ性能や洗練されたデザインなどが好評で、長い歴史を積み重ねてきたモデル。世界的にも人気があり、今回7年ぶりにモデルチェンジを実施したので、ぜひ1度触れていただきたい」と締めくくった。 なお、ブランドストアFREUDE by BMWの1Fにある「CAFÉ&BAR B」では、11月29日~12月25日まで、期間限定のクリスマスメニューが販売されている。 ブランドストアFREUDE by BMW/CAFÉ&BAR B店舗情報 住所:東京都港区麻布台1-3-1 麻布台ヒルズタワープラザ 営業時間:11時~22時 ランチ/11時~14時、カフェ/14時~17時、バー&ディナー/17時~22時 ドリンク:オールデイ提供(テイクアウト含む) ※バーカクテル・モクテルは17時~22時 定休日:なし(施設に準ずる) 席数:38席
Car Watch,編集部:塩谷公邦