“2100万ポンドのバーゲンストライカー” お買い得すぎたトロサールは先発すると負けない男に
出場した試合は9勝1分
アーセナルの得点数が止まらない勢いだ。ここ5試合で21ゴールをたたき出しており、ついにリヴァプールを抜いて得失点差ではトップになった。これからの熾烈なタイトルレースで、得失点差で優位に立つことで明暗が分かれる可能性もあることを考えると大きいかもしれない。 前線の選手はまんべんなく点をとっているが、際立つのはレアンドロ・トロサールの活躍だ。最近5試合では4得点を挙げ、チームの大勝に貢献した。カイ・ハフェルツとポジションを入れ替えながらチャンスに顔を出すスタイルは的を絞りにくく、サイドに流れることもできるため対戦するチームにとって非常にやっかいな存在になっている。 英『football.london』は“2100万ポンドのバーゲンストライカー”と見出しを打っている。昨季冬にブライトンから加入したトロサールだが、想像以上にチームにフィットし、出れば結果を出すといったイメージがある。事実、今季トロサールが先発した10試合ではアーセナルは無敗(9勝1分)で、4ゴール7アシストと11ゴールに関与しているという。 9番不在が取りざたされる中でも、今のところはトロサールがいれば得点力は十分だ。負傷中のガブリエウ・ジェズスにとってもポジション確保の障害になるはずで、最前線、ウイング、インサイドハーフと質の高いポジション競争をチームにもたらしているのもトロサールの存在あってこそである。 お買い得であったことは間違いなく、シーズン終盤にかけてアルテタ・アーセナルのキーマンとなりそうなのはこの男か。
構成/ザ・ワールド編集部