「コロナ禍前の水準に近づきつつある」あいの風とやま鉄道の24年4-10月利用者数 前年比2.6%増加
富山テレビ放送
あいの風とやま鉄道は2024年4月から10月の利用状況について、利用者数が前の年から2.6%増加し、コロナ禍前の水準に近づきつつあると発表しました。 これは、12月16日市町村の代表などが出席して開かれた利用促進協議会で明らかにされたもので2024年4月から10月までの利用者数は全体で896万2000人となり、1日あたり4万1877人と前の年に比べて2.6%増加しました。 増えた要因として定期の利用が0.5%増加したほか北陸新幹線敦賀延伸に伴い、今年4月の利用者数が5.5%、JRなどが実施する北陸の観光キャンペーンが開始された10月が6.6%それぞれが増加したためとしています。 利用者数全体では新型コロナ感染拡大の影響がなかった2019年との比較でまだ3.4%下回っていますが、あいの風とやま鉄道は「コロナ禍前の水準に近づきつつある」としています。 一方、各種乗り放題フリーきっぷが好評で、今後も利用者数の増加が見込まれることから2025年3月期の運賃収入の見込みは31億円程度としていて、最終損益でも黒字を確保できる見通しだということです。
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