ラリーを秋の風物詩に 豊田市で「ラリーチャレンジ」
トヨタ自動車などが主催する「トヨタガズーレーシングラリーチャレンジ」が1日、豊田スタジアム(豊田市)などで開催された。11月下旬に愛知、岐阜2県で世界ラリー選手権(WRC)の「ラリージャパン」が開催されたばかりでもあり、会場は多くのラリーファンでにぎわった。 トヨタのガズーレーシングカンパニープレジデントの高橋智也氏は「ラリーが秋の風物詩として親しまれるよう努める」と力を込めた。また地元の豊田市の太田稔彦市長は「ラリーが町の観光資源となり、地域外から多くの方に来てもらいたい」と強調した。 トヨタの豊田章男会長は豊田スタジアムでデモ走行を披露。デモ走行後の取材で「ラリーを盛り上げるため活動を続けてきた。ラリー文化が根付き始めている」と手応えを話した。 また、豊田商工会議所は地元企業から協賛を募った独自のラリーカー「WE LOVE とよた号」で参戦した。同会議所として5度目の挑戦。前回より多い55事業所が協賛し、「トヨタGRヤリス」ベースの新車両で臨んだ。
三宅英臣会頭は「豊田をラリーの聖地にする夢に向けイメージも定着してきた。イベントを通じてファンをつくると同時に、収支など運営面でも成功させるため地元経済界をあげて応援していきたい」と語った。 このほか豊田市は、トヨタの豊田会長をモリゾウ選手として「豊田市わがまちアスリート」に認定。同日の開会式では、豊田市の太田市長が豊田会長に認定証を手渡した。 ラリーチャレンジは、トヨタなどが主催するラリー競技。初心者も参加できる。全国各地で開催されている。