【浦和の鳥栖戦完勝で見られた“チーム内競争の活性化”。”練習生みたいになっていた”石原広教の躍動が物語るもの(2)】「やり続ければチャンスが来る」中で示す、“何ができるか”
一時期は浦和レッズのAチームどころかBチームからも外れた石原広教は「練習生みたいになってたので(苦笑)」と半ば自虐的に語ったが、そこから想定していたよりも早い段階でチャンスが回ってきたことに関しては、「やっぱり日々の練習をしっかりやり続けることの重要性とか感じられた」と語る。 ■【動画】初先発で見せた力強い守備! 浦和レッズの新・右SB石原広教の鳥栖戦の鮮烈プレー!■ キャンプの時点では同じ境遇だった岩尾憲も「キャンプの時もそうですし、スタートは同じ境遇で始まってますけど、共通しているのはどんな立場になったとしても、スタメン組じゃなくてもトレーニングでどういう振る舞いをするか。毎日全力でやるか」と強調するが、開幕当初まではAチームをほぼ固定していたヘグモ監督も、そうした日頃の振る舞いはコーチングスタッフの目でも補いながら、観察していたのだろう。 鳥栖戦では岩尾をはじめ佐藤瑶大、石原がスタメン、リハビリからスタートした大久保智明、そして石原と同じくCチームにいる時期も多かった安居海渡が鳥栖戦でようやくピッチに立ち、短い時間でも積極的なプレーを見せた。ヘグモ監督は戦術練習や紅白戦で、スタメンとサブを明確に分けるスタイルを取っているが、そうした中でも石原は「スタメン組の練習に入れなくても、常にどういうやり方とかっていうのを見ながら、僕は練習してきたつもり」と主張する。 「それが今日こうやって試合に出て、何なら初めてぐらいなので……(主力組と)一緒に試合やったのは。それがこうやって普通にできたというのは、やっぱり日々の練習は大事だし、ミーティングとかもおろそかにしちゃいけない」
■石原が「刺激を与えられた」と語るもの
酒井の怪我というアクシデントがあったとはいえ、厳しい境遇から石原がチャンスを掴んだ一方で、まだ試合に全く絡めていない選手たちがいる。石原は「そういう選手たちに刺激を与えられたと思うし、そういう選手たちともずっとキャンプから一緒にやってきたので。また一緒に試合に出たい」と言うが、もちろんBチーム、Cチームに戻るという意味ではない。ここから這いあがろうとする選手たちに 「1ついいきっかけを僕が作れたのかな」と石原は語る。 「やっぱり若い選手が多いので、ちょっとふてくされそうになる選手もいましたけど、本当にやり続ければチャンスが来るっていうのは自分も分かっていた。でも逆に日々やってないで、急にチャンスが来た時に何ができるのというのもある。やっぱり姿勢もそうだし、言葉でも常に見せてきたつもりではあるので。今日のプレーを見てまた何か、みんなが何か感じてくれる。その面でもよかったかなと思います」 石原にとってはここから浦和の右サイドバックとして評価を高めながら、また酒井がコンディションを戻してきた時に、本当の意味で彼が望んでいたハイレベルな競争を繰り広げていくことになりそうだ。その振る舞いが、キャンプから同じ境遇でやってきた選手たちを刺激し、さらなる浦和の競争力を生んでいけば、リーグ優勝という目標を掲げる、長いシーズンの原動力になることは間違いないだろう。 (取材・文/河治良幸)
サッカー批評編集部
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