未来の医療 市民公開講座 約260人が参加 京都市下京区
医療の進化に欠かせない臨床研究などについて理解を深めてもらおうという公開講座が、京都市下京区で開かれました。この講座は京都大学医学部付属病院の研究機関が開いたもので、約260人が会場もしくはオンラインで参加しました。まず医療ジャーナリストの市川衛さんが登壇し、臨床研究や治療方法、新薬の開発によって得られる効果について「治療方法が存在しない病気や患者には希望であり、次の世代にも役立つ」と意義を説明しました。次に愛媛県で自らの闘病経験を踏まえてがん患者をサポートする松本陽子さんが登壇しました。松本さんは治験に関する情報サイトの見方も例に挙げながら「主治医に相談するのが一番ハードルが高いがベスト。正しく理解し、冷静に調べ、自分の希望を言葉にしていこう」と参加者に呼びかけました。