一条貫太「歌のテーマパークを見せたい」5度の衣装替えで初ホールワンマンで27曲熱唱
演歌歌手の一条貫太(27)が16日、都内で初めてのホールワンマンコンサート「一条貫太 2024リサイタル~魅力のすべて~」を浅草公会堂で開いた。 この日のために書き下ろされた「貫太のよさこいソーラン」で勇ましく幕を開けたステージでは、バンドの生演奏に乗せて「A列車で行こう」、ギターの弾き語りで「走れコータロー」など27曲を披露。詰めかけた1000人を熱狂させた。 デビュー7年を迎え、新しい一面を見せようと、フォーク、浪曲などにもチャレンジ。「歌のテーマパークを見せたい」と意気込み、スーツ、はっぴ、袴と5度の衣装替えも行い、見た目でも楽しませた。 終盤には、ミュージックビデオに出演した縁で、千葉県銚子市の伝統芸能「銚子ばやし」の保存団体「ひびき連合会」のメンバー14人が応援に駆けつけた。 「ドンドンドン」と体に響く太鼓の音に合わせ、海をテーマにした「大漁太鼓」を堂々と歌い上げ、観客を釘付けにした。 同じ事務所の先輩で、尊敬する歌手の鳥羽一郎(72)から「海の歌は、これからお前に任せる。俺の後に海の歌を歌い継ぐのはお前だ」と背中を押されたのが、この日立った浅草の大舞台。「歌手の登竜門的場所に立たせていただく。緊張していますが、歌を聞いた方に『元気が出た』と言っていただけるように歌いたい」と自分を奮い立たせた。 2018年にデビュー。コロナ禍で数年間は、各地に出向くことが難しかったが、今年は九州横断をするなど「ファンの方に直接会うことができたことがうれしかった」と今年を振り返った。 20日に28歳の誕生日を迎える。新しい歳は「歌謡界という海を盛り上げる一人になりたい」と意気込み、さらに「ヒット曲を出して、全国各地でホールコンサートがしたい」とさらなる飛躍を誓っていた。