藤岡弘、の次女・天翔天音の価値観を変えた家族の言葉「『みんな味方なんだ』って思えるようになりました」【制服と、私と。】
――芸能界の大先輩でもあるお父さんの協力は心強いですね。今回の大河ドラマに限らず、いつもアドバイスをくれるんですか? 天翔 そうですね。お芝居では、父がとても詳しいので、台本の読み方からセリフの言い方まで、演技について指導してもらっています。 ――とんでもなく贅沢な演技指導です! でも、同業だからこそ厳しいこともあるんですか? 天翔 あります。でも、基本的に父は私が持っている良い部分に気づいてくれて、「君はこういう魅力があるよ」など、ポジティブなことを言ってくれるんです。なので自分自身の新しい気付きが多く、厳しくてキツイと思うことはあまりないです。 ――高校生といえば反抗期を迎える人も多い時期でもありますが、天翔さんはお父さんに対して反抗することはなかった? 天翔 なかったですね。でも、それはやっぱりお父さんが芸能の仕事で頑張っている姿を小さい頃からずっと見てきたので尊敬していますし、父親としても愛情深くて常に優しくて、そんなお父さんに反抗するって気持ちが湧かなかったんだと思います。 ――すばらしい関係ですね。ちなみに4人とご兄妹も多いですが、ケンカとかは?天翔 ケンカはします。冷蔵庫が家にひとつしかなく、「これをがんばったら食べよう」と思っていたお菓子やアイスを食べられていることがけっこうあって。そうするともうケンカです(笑)。ほんとにくだらないんですけど。 ――ケンカというには微笑ましすぎます(笑)。高校生活についてもお聞かせください。3年間を振り返って一番青春を感じた思い出は? 天翔 私が通っていた学校は文化祭が年に2~3回あってクラスごとに出し物をするんですが、その出し物に向けてみんなで放課後に集まって準備や、それぞれ持ってきたものを飾ったりするのが楽しかったですね。「あぁ、私たち青春してるなぁ」って感じた瞬間でした。 ――天翔さんは何係を担当されていたんですか? 天翔 私は装飾の係でした。飾りのデザインをして作ったり、飾ったり。何かを作ることや細かい作業が好きなので楽しいんです。 ――高校生活で大変だったことは? 天翔 高校だといろいろな科目の勉強や試験があるので、学業と芸能のお仕事の両立が大変でしたね。 あと、芸能デビューしたことで、学校生活で少し困ったことがありました。テレビや雑誌などで私を見かけた生徒たちが、私を見に来ることが多くなって、その視線に悩まされていた時期もあったんです。