バルクアップのためのトレーニングで意識したいポイントは?(実践編)
バルクアップで意識したいポイント
続いて、バルクアップのためのトレーニングで意識したいポイントを紹介します。基本的なものがほとんどですが、これらを見失わないようにすることが、最終的には大きな効果を与えるものと個人的には思います。 怪我なく重量を伸ばす ざっくり言えば、発揮される筋力は筋肉の断面積に比例します。すなわち、筋力が伸びているならば、少なからず筋肉の量も増えていると考えることができます。そのため、バルクアップを行う際は、毎回のトレーニングで扱う重量を伸ばすことに注意したいです。筋肉が大きくなったかどうかは1ヶ月程度ではなかなか確認できませんが、使用重量が伸びたかどうかは毎回のトレーニングで確認できます。 重量を伸ばす際に注意したいのは、怪我をしないようにすることです。重量を伸ばせばそれだけ身体への負担も大きくなります。重量が軽いうちは表面に出てこなかったようなフォームの乱れ等により、思わぬ怪我につながることもあります。怪我を防止するためには、以下のような点に気を付けると良いです。 >>ウォーミングアップを丁寧に行う ウエイトを使ったトレーニングに入る前に、有酸素マシン等で軽く身体を温めるのは有効です。また、トレーニングを行う際も、できるだけ軽めのウエイトでのアップセットを設けるようにすると良いです。 >>無理をしない 精神的には好調だったとしても、身体がそれについてこないこともあります。いつもはできるはずの重量が挙がらなかったり、フォームが崩れているように感じたりする場合は、無理してトレーニングを継続しないようにしましょう。 >>クールダウンのストレッチをする トレーニング後にストレッチをすることも大切です。関節可動域が広がることでよりスムーズに動作できるようになり、怪我の防止が期待できます。 正しいフォームで動作する 怪我の防止にも繋がりますが、正しいフォームでトレーニングすることはバルクアップにおいて非常に重要です。ウエイトを挙げて下ろすという単純な動作ですが、どの筋肉を狙っているかを正しく理解し、さらにその筋肉に刺激を入れるにはどのような動きをすれば良いかを身につけることはなかなか大変です。頑張ってジムに行っているにも関わらずバルクアップが達成できないという方は、自分のフォームが良いものであるかどうかを再確認すると良いです。実績があり信頼できるパーソナルトレーナーに助言を求めるのが一番確実です。最近では、トップ選手がトレーニングフォームを解説するYouTube動画もありますので、それも参考にしてみると良いでしょう。 教科書的なフォームを学習したら、次は自分の骨格や弱点に合わせた工夫をしていく段階に入ります。この段階に入ると、トップ選手に見られるような独特なフォームでの動作も現れます。これに関しては、あくまでも基本が身についた方が、怪我に対して細心の注意を払いながら行うものであるという点には注意してください。 継続する 基礎編でも解説したように、バルクアップを短期間で達成することは難しいです身体の変化をはっきりと実感するには、最低でも3ヶ月ほどはトレーニングを継続することが必要なのではないかと思います。これからトレーニングをしてバルクアップをしていきたいと考える方は、まずは継続することを頭に入れましょう。幸い、1週間に10セットのトレーニングでも筋肥大の効果が出るという報告もありますので、まずは週に1回か2回はジムに行けるようにすることを目指すと良いといと思います。