東京・葛飾の強盗致傷 23歳容疑者を逮捕 「即日バイト」と検索
東京都葛飾区の住宅で住人が襲われた事件に実行役で関与したとして、警視庁捜査1課は5日、新宿区百人町2、無職、本橋日尚太（ひなた）容疑者（23）を強盗致傷容疑などで逮捕した。 【写真で見る】相次ぐ凶悪強盗、防犯のポイントは? 本橋容疑者は「X（ツイッター）で『即日バイト』と検索し、ダイレクトメッセージを送った。人の家に入って物を取ってきてほしいと指示され、拒否したが脅された」という趣旨の供述をしているという。警視庁は「闇バイト」に応募したとみて、相次ぐ強盗などとの関連を調べている。 逮捕容疑は仲間と共謀して2日未明から午前にかけ、葛飾区東水元2の住宅に侵入し、住人の70代男性を粘着テープで縛って暴行を加え、現金などを奪ったとしている。男性は顔面打撲や肋骨（ろっこつ）骨折などのけがをした。 警視庁は認否を明らかにしていない。住宅付近の防犯カメラの映像などから、実行役は強盗致傷容疑などで2日に現行犯逮捕された山内裕太容疑者（29）と、本橋容疑者の2人とみられる。 本橋容疑者は、秘匿性の高い通信アプリ「シグナル」で指示を受け、1日夜に現場近くの公園で山内容疑者と合流したと説明しているという。本橋容疑者と交際中の女性が4日、新宿区内の交番に「彼氏が葛飾区の強盗に関与しているかもしれない」と申し出た。【岩崎歩】
