青森期待の二十歳のルーキー、その名は“エース” 地元デビュー戦で逃げ切り1着も「緊張して吐くくらいだった」/青森競輪
青森競輪のモーニング「トラスト配送カップ(F2)」が25日に2日目を迎える。A級チャレンジ準決勝に出走する齊藤英伊須(20歳・青森=125期)に話を聞いた。 今開催は初の地元戦となった齊藤英伊須。初日予選は正攻法からのレースとなり、上昇してきたベテラン増成富夫を突っ張って完全にシャットアウト。堂々の逃げ切りを見せた。 「想定通りの展開で突っ張って行こうと思っていました。今回は練習もしっかりとできていたので脚に余裕を残すように駆けることができた」と満足げ。 ただ、地元戦となるといつも通りとはいかないようで「前回の取手の予選は勝たないといけないのに2着という結果だったし、地元ということを考えていたらいつも以上に緊張して吐くくらいだった」と説明。そんなプレッシャーがかかったレースだったが、見事に制して白星発進を決めた。準決は地元同士で先輩・高橋海月との連係。意外な番組に本人も驚いていたが、先輩の援護も受けつつ地元ワンツーを目指す走りを見せてくれそうだ。 ちなみに余談だが、齊藤の名前は「英伊須(えいす)」。 「えいす→エース」と繋がってくるが、「親が『何事においても1番であって欲しい』との気持ちが込められているんです」と教えてくれた。意味が分かるととても良い名前だ。是非、この若手には頑張って貰いたい。(アオケイ・真島記者)