【欧州CL】レアル・マドリードが15度目のCL制覇! カルバハル&ビニシウス弾でドルトムントを下す|UEFAチャンピオンズリーグ2023-2024決勝
日本時間6月2日(日)早朝、UEFAチャンピオンズリーグ2023-2024決勝のボルシア・ドルトムントvsレアル・マドリードの一戦がウェンブリー・スタジアム(イングランド・ロンドン)にて行われ、レアル・マドリードが2-0でドルトムントを下して2年ぶり15度目となる優勝を決めた。 【画像あり】レアル・マドリードがカルバハル&ビニシウス弾でドルトムントを下す! 欧州サッカークラブ大会最高峰の一戦は、慎重な入りだしとなった。後ろからパスを回しゲームを組み立てながらチャンスを伺うも、両者すさまじい集中力で最終ラインを堅く守る。そんな中、先に決定機を迎えたのはドルトムントだった。前半20分と23分、アデイェミとフュルクルクが裏に抜け出し立て続けに1対1を作り出したが、惜しくも得点にはならず。勢いにのるドルトムントはその後も試合を優位に進めるも、先発復帰を果たしたクルトワの壁は高く、スコアレスで前半は終了した。 流れを変えたいレアル・マドリードは、後半開始からゴールに襲い掛かる。ただフンメルスとシュロッターベックという、ドイツ屈指のCBを擁するドルトムントは一筋縄ではいかない。しかし後半29分、ついに均衡が破れた。クロースのコーナーキックにカルバハルが頭で合わせ、レアル・マドリードが先制点を奪ったのだ。流れを掴んだレアル・マドリードは、そこから一気に攻勢に出る。そして後半38分、今度はべリンガムのパスに抜け出したビニシウスが冷静に流し込み、追加点をマークした。 残り時間わずかながら反撃を狙うドルトムントは、後半42分に決定機が訪れる。左サイドからのクロスにフュルクルクが頭で合わせ、ゴールネットを揺らした。しかしこれはVAR判定の結果オフサイドとなり、リードは縮まらず。レアル・マドリードは選手交代で上手く時間を使い、そのまま2-0で逃げ切った。 2021-2022シーズン以来2年ぶり、大会史上最多となる15度目のチャンピオンズリーグ優勝を果たしたレアル・マドリード。10年以上にわたってチームを支えてきたレジェンドで、この試合をもって退団が決定しているトニ・クロースを最高の形で送り出した。
山下晴輝 Haruki Yamashita