【センバツ21世紀枠】過去23年の最多出場は東北地区14回! 選出ゼロは13県、あの野球王国も…<地区・都道府県別データ>
来年春の第96回選抜高校野球大会は3月18日に開幕。1月26日に選考会が行われ、出場校が決まる。 【一覧】24年センバツ各都道府県の21世紀枠推薦校 2001年から始まった21世紀枠は、12月8日に決定する地区推薦校9校のなかから選出されることになる。前年までは東西1枠ずつに、全国で1枠の3枠だったが、今年は地域性関係なく選ばれることになる。今年の選出地域が気になるところだ。 これまでの地区ごとの21世紀枠選出校数は以下の通り。 14 東北 10 四国 8 近畿 8 九州 6 関東・東京 5 北信越 5 中国 4 北海道 4 東海 東北が一番多く、その中では福島が23年の只見を含め4校と最も多い。全国都道府県別の選出では、福島と並ぶ4校が選出されているのが北海道、島根、徳島。次いで3校が岩手、宮城、和歌山、兵庫となっている。 逆に過去1度も21世紀枠選出がないのは、群馬、埼玉、神奈川、長野、三重、京都、奈良、大阪、岡山、鳥取、広島、福岡、長崎と13府県にも上る。 おまけに、神奈川と岡山は、地区推薦校にも選ばれたことがない。これまで21世紀枠にはほど遠い県となってしまっている。私立勢が強く、公立勢がなかなか台頭しにくい神奈川は、ある程度納得できる部分はあるが、岡山は意外だった。過去、中国地区からは島根(4校)、山口(1校)の2県からしか選出されていない。他県に「強力なライバル」が多いということの裏返しかもしれない。 岩手はこれまで地区推薦は3度あるが、すべて21世紀枠に選出された。逆に、三重は8度、地区推薦を受けた高校がありながら、1度も21世紀枠に選出されない悲しい結果となっている。 熊本のように、県でたった1度地区推薦を受けた熊本西が、2019年センバツの21世紀枠に選ばれた例もある。今年は初めて選出される都府県の誕生があるかもしれない。