「おかしいと思ったら声をかけたい」 塩原桜さん、虐待防止呼びかけ
埼玉県警は11日、さいたま市のJR浦和駅前で女性への暴力や児童虐待の防止を呼びかけるキャンペーンを行った。フリーアナウンサーの塩原桜さんが一日生活安全部長として登場したほか、浦和麗明高校チアダンス部がダンスを披露した。 12~25日の「女性に対する暴力をなくす運動」(内閣府)や、毎年11月に推進される「オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン」(こども家庭庁)に合わせて実施した。 県警の橋本昭文生活安全部長は「女性への暴力や児童虐待は過去最多の件数で厳しい状況。県民の皆様と協力して(防止を)推進したい」とあいさつ。参加者は通行人に啓発チラシなどを配布し、塩原さんは「自分自身、(虐待が疑われるなど)何かおかしいと思ったら声をかけられるようにしたい」と話した。 県警によると、2023年のドメスティックバイオレンス(DV)被害の相談件数は6440件、虐待事案として児相に通告した児童数は1万1538人でそれぞれ過去最多となった。【田原拓郎】