ジュニア世界1位 坂本怜 2週連続4強で全仏OPに弾み<男子テニス>
Vインターナショナル・ダビド・フェレール2024
男子テニスのツアー下部大会、Vインターナショナル・ダビド・フェレール2024(スペイン/ラ ヌシア、クレー、ITF2.5万ドル)は1日にシングルス準決勝が行われ、世界ランク992位の坂本怜は同497位のE・ブトビラス(リトアニア)に6-7 (6-8), 2-6のストレートで敗れ準決勝敗退となったものの、2週連続でITF大会で4強入りし、2日に開幕する全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)ジュニアに弾みをつけた。 【動画】17歳 坂本怜 全豪OPジュニア優勝の瞬間 17歳の坂本は今年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルンハード、グランドスラム)ジュニアの男子シングルスで優勝。日本勢男子では2019年7月のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)ジュニアを制した望月慎太郎に次ぐ2人目の四大大会ジュニア制覇の快挙を達成した。 さらに5月27日付のジュニア世界ランキングでは初の世界ランク1位に立っている。 その坂本は現在プロツアーであるITF大会に出場を続けており、前週のM15チェルヴィア(イタリア/チェルヴィア、クレー、ITF1.5万ドル)では3試合に勝利し4強入りした。 今大会は1回戦で予選勝者のL・エルゲラ カサド(スペイン)、2回戦で世界ランク638位のS・ペレス コントリ(スペイン)、準々決勝で第5シードで同400位のD・ウェンガー(スイス)を破り2週連続で4強入りした。 この日の準決勝、坂本は両者1度ずつブレークを奪い合い迎えたタイブレークを接戦の末に落とし先行される。 続く第2セット、坂本は第1ゲームと第5ゲームでブレークされ、リターンゲームでは1度もブレークを奪うことができず力尽き、シングルスでITF大会初の決勝進出とはならなかった。 それでも坂本は2週連続でITF大会で4強入り。今後は好調を維持して2日に開幕する全仏オープンジュニアで四大大会ジュニア2勝目を目指す。
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