手のヒラのボールを見ながら昨日の昼飯を思い出す! 自分を客観視できると体がスムーズに動いてスイングの再現性が上がる
体がスムーズに動かなくなるのは、「真っすぐ打ちたい」「カップに入れたい」など、目の前のボールに集中し過ぎるから。自分を客観視するトレーニングを日頃からしておけば、プレッシャーに負けずにプレーができるという。では何をしたらいいのか、藤田さいきや臼井麗華のコーチを務める大本研太郎に教えてもらった。 スイングも大事だけど、コースではマナーも大切「同伴者のスカートの中が見えそう! こんなとき、どうする?」 「ヒジや腰など体のどこかが痛いとき、その箇所を意識してラウンドしたらスコアが良かったという経験はありませんか? 『目の前のボールをちゃんと打ちたい』『真っすぐ遠くへ飛ばしたい』と考えすぎていると、体はスムーズに動かなくなります」 では何を意識すればいいのか? 「逆に自分を客観視して体を動かすことができれば、持っている能力を最大限に引き出せるようになります。そのトレーニングとしてオススメしたいのが、目の前のモノを見ながら別のことをイメージすること。例えば、手のヒラのボールを見ながら、昨日の昼飯を思い出してください。料理を思い浮かべるだけでなく、味や匂い、食べている自分を想像すると効果的です」 想像力を鍛えたらゴルフに応用してみよう。 「アドレスしている自分やスイングしている自分を俯瞰でイメージするなど、映像に意識を飛ばしながらプレーをしてください。プレッシャーに左右されないメンタルや再現性が身に付くはずです」 日常生活の中でも、できることがある。 「スマホを見ながら、スマホを持つ手のヒラを叩いて、叩いた感覚に集中してみてください。数回叩いて指の感触が消えたら、再び手のヒラをトントン。目の前に集中しすぎないトレーニングになります」 アドレスでボールの一点に集中しすぎて、力みが入りミスを呼び込んだ。そんな経験はあるはず。自分を客観視できるようになれば、スムーズに体を動かせるようになるぞ。 ◇ ◇ ◇ ●胸を張って「自分のゴルフマナーは完璧だ」と言えますか。実は知らないところで無作法なことをしているのでは? 関連記事→カップに入ったボールを拾うとき「カップの近くを踏むな」と言われた。なぜ?【今さら人に聞けないゴルフのマナー&作法 厳選シチュエーション10】