【BLEACH】⽥⼝智久総監督 × 村⽥光監督 対談! 最高の戦闘シーン!
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――総監督、監督として、お互いに訊きたいこと・⾔いたいことはありますか? ⽥⼝:まだ終わったわけではないですが、監督をやってみてどうですか(笑)? 村⽥:「第2クールまで、本当によくやれていましたよね!」と⾔いたいです(笑)。⽥⼝さんは『BLEACH』以外の作品にも携わっていますし、特に第2クールのときは他作品の進⾏と重なる時期もありましたから。ほかのスタジオとやり取りしながら、さらにクオリティを上げて制作できるなんて、本当にすごいことだと思います。僕は『BLEACH』だけに集中できる環境でやらせてもらっているのに、てんやわんやですから(笑)。 ⽥⼝:これは本当に、村⽥さんをはじめスタッフの皆さんのおかげです。「⾃分の話数は⾃分で⾯倒を⾒るよ!」という、⾮常に優秀な⽅々がそろっていたからこそ可能でした。⾃分はポイントポイントで顔を出せば良かったので(笑)。 村⽥:では訊きたいこととして。ボクシングでは、 “世界チャンピオンを獲るよりも、防衛するほうが難しい” と⾔われています。今回、僕は初めて監督の座に就かせていただきましたが、それを防衛する秘訣、監督を続けていく秘訣を教えていただきたいです(笑)。 ⽥⼝:監督を続けていく秘訣? 監督として⼤事なこととか……? 全然わからない(笑)。ただ⾃分は、性格は適当だけど「スケジュール通りに進めるぞ!」というムードだけはしっかり出しているつもりです。制作サイドの敵にならないよう、しっかりスケジュールを意識して「きっちり協⼒します!」という態度ですね。 村⽥:⼤事ですよね。 ⽥⼝:でも、最初に設けるハードルは⾼めに設定することはあるかもしれません。「千年⾎戦篇」は、最初に「某作品に匹敵するクオリティを⽬指すと約束してくれ!」とプロデューサーに伝えて制作がスタートしたんです。まずは⽬標を設定し、それを⽬指すことが何事にも重要だと思っているので。それができなかったときに、 “じゃあ、どうやってクオリティを上げるか?” とか “どういうスタッフを⼊れればいいのか?” ということを、きちんと制作サイドと話し合い、コミュニケーションを取ることが⼤切だと思っています。「できないからダメじゃん」になるのは絶対に避ける。 ――最後に『BLEACH』の⾒所と、ファンに向けてのメッセージをお願いします。 ⽥⼝:スタッフ⼀同、第3クールの「相剋譚」も⾮常に頑張って⼿を動かし、情熱の限りの絵を作っております。今後の放送もぜひご期待ください! 村⽥:第3クールは、これまで以上にアニメのオリジナルシーンが増えています。第30話の⾬⻯が纏った翼の霊⼦のように、原作にないシーンが随所に盛り込まれています。それらがオリジナルとしてどう描かれていて、どう原作の物語と繋がっているのか。久保先⽣監修のもとで、原作の物語にどのように戻っていくのか。ぜひ期待して観ていただければと思います。 (C)久保帯⼈/集英社・テレビ東京・dentsu・ぴえろ
アニメージュプラス 編集部